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円安加速120円台!輸出大手企業にんまり...庶民は値上がりラッシュ

   きのう4日(2014年12月)、ニューヨーク外国為替市場で円は7年4か月ぶりに1ドル120円25銭まで下げた。欧州中央銀行が本格的金融緩和に前向き姿勢を示したのをきっかけにユーロ安が進んで、円もつられたのだ。米国の景気の先行き期待感や日本の総選挙で円安政策を進める与党が優勢と伝えられたことも後押ししたらしい。輸出企業には追い風となり、トヨタなど20社の利益を8000億円押し上げる効果があると見られる。

   一方で、食用油や冷凍食品などの値上がりが止まらない。輸入品の値上げで物価高が庶民を襲うのは確実な情勢だ。キャスターの斎藤孝は「物価高は問題ですね。雇用拡大と賃上げの好循環につながればいいですが、それにしても本当に急激ですね」と話す。この人のコメントはいつも通り一遍、どこか他人事だ。