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ノーベル賞授与、晩餐会席順すべて日本人受賞者トップ!なぜなの?

   ノーベル賞授賞式が日本時間11日(2014年12月)未明、スウェーデン・ストックホルムのコンサートホールで行われ、物理学賞を受賞した赤崎勇・名城大教授、天野浩・名古屋大教授、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の日本人3人がグスタフ国王から一人ひとりメダルを授与された。

入場も赤崎勇・名城大教授が先頭

   授賞式のあと、ストックホルム市庁舎に移って晩餐会、舞踏会と続いたが、赤江珠緒キャスターは「日本人受賞者は王室の近いところで優遇されている感じがありましたが」と注目した。

   オーケストラの演奏とともに授賞式場に入場する受賞者の順番もメダルの授与も初めが赤崎教授、続いて天野教授、中村教授だった。王室主催の晩餐会も中央のシルビア王妃の右隣りが天野教授、中村教授夫人と並び、その隣りがフィリップ王子だった。

ノーベルの遺言で物理学優遇

   この授賞の順番や晩餐会の席について、黒宮千香子レポーターが調べたところ、ノーベル賞を創設したアルフレット・ノーベルの遺言に由来するらしい。遺言には「人類のもっとも大きな貢献をなした人に賞のかたちで配分すること」とあり、最初に「物理学の分野でもっとも重要な発見、発明をした人」、続いて「化学、医学、文学、最後に平和のために最善の仕事をした人」と書かれていた。経済学はノーベルの死後に追加された。授賞式典はすべてこの遺言を参考に順番や席を決めているようだ。

   司会の羽鳥慎一「へえ、ちゃんと理由があるんだ」

   晩餐会の食事のメニューは、かにとエンドウ豆とカリフラワーの入ったクリームスープ、赤鹿のスパイスステーキ、ムースとベリーのシャーベットという3品目だった。