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地球によく似た新惑星発見!空気も水も土もあって1~2メートルの生物もいそう...

   生命体が住める最大の条件である水の存在が期待でき、大気や気温が地球に似ている新たな惑星が発見された。「グリーセ832c」と名付けられた惑星の想像図を見ると、水を示す青色や土色があったりと地球そっくり。地球より大きく、質量は5倍という。

16光年向こうの「グリーセ832c」

   この惑星はなによりも地球に近い。アメリカNASAが今年4月(2014年)、地球に似ていると発表した惑星は地球から500光年離れていたが、グリーセ832cは16光年(地球から150兆キロ)のところにある。

   発見したニューサウスウェールズ大学のロバート・ウィッテンマイヤー教授は次のような感想を述べている。「われわれ天文学者にとってはかなり近い距離で、隣り近所のような感覚です。地球と温度が似ているので、水が地面にあることが期待できるし、恒星からの距離も適当で、極端に暑くなく寒くなく、住むことができる温度でしょう」

米国NASA「生命体発見や将来の移住計画の可能性」

   NASAも「生命体が発見されたり、人類の移住計画が立てられる時期がいずれ訪れるかもしれない」と期待する。では、どんな生命体が存在している可能性があるのか。極限地帯の生物探索を行っている広島大学生物生産学部の長沼毅准教授はこんな想像をする。

「引力が地球の5倍あるので水が蒸発しません。地球より水が多いと想像できるので、体長1メートルから2メートルぐらい、水に浮遊しながら生活し、傘を開いてプランクトンを取り込む生命体がいるかもしれません」

   このたくましい想像力に司会の羽鳥慎一が「こんなところまで想像できちゃうんですか」と驚いた。