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イチロー「ペットショップの売れ残りワンちゃん状態でしたが・・・」マーリンズ入団会見

   イチローがマイアミ・マーリンズの入団会見を東京で行った。球団社長やゼネラルマネージャーまでが来日という異例のケースに、「普通ありえない。恐縮してます」とイチローは話した。

   ヤンキースをフリーエージェントになって3か月。41歳は現役野手では最年長になる。マーリンズとの契約は本人も予想外だったらしい。初めてのナショナル・リーグで本拠地はフロリダだ。「音にしたら『おっっ!』という感じ。ボクには最も情報の少ない球団でしたから」

「応援よろしくとは言いません。応援してもらえる選手になります」

   マーリンズに日本人選手は初めてだ。「球団のやたらに熱い思いが伝わってきて、その思いに応えたい。この2年間欲してきたものはこれだったんじゃないかと思ってる」と、ヤンキースでの扱いをやんわりと批判もした。背番号も「51」に戻った。ヤンキースでは「31」だった。

   「ファンへのメッセージをお願いします」といわれて、「これは質問ではなくお願いですね。新しい場所に行って、新しいユニフォームを着てプレーする事が決まりましたが、これからも応援よろしくお願いします・・・とはボクは絶対にいいません」

   記者から笑い声が起ったが、本人はニコリともしない。

「応援していただけるような選手であるために、自分がやらなくてはいけないことを続けていくことをお約束して、それをメッセージとさせていただいてもよろしいでしょうか」

当面の目標は3000本安打!あと156本

   キャスターのテリー伊藤「面白いね。実はもっと面白いこと言っててね、長いこと球団が決まらなかった時の心境を、『ペットショップで売れ残ったワン ちゃんみたいな』といってる。そういうこと言えるってのもねえ」「日本で会見したのも、日本のファンを獲得したいというマーリンズの思いがあった。それにしてもメジャーで3000本安打ね。力はあるんだからがんばってほしい」

   3000本まではあと156本。これについいても、「数字は大切なもの。それがなくては現役を続けていくことはできないと思うが、それがすべてだと思ってはいない」という。年齢についてもひとことあった。

「人間が成熟していく段階は40を超えてから。40を超えて現役でいるのは大切なことだと思う」