J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

淡路島5人殺害「平野達彦」誹謗中傷ネット書き込み1日50件

   兵庫県・淡路島の洲本市中川原町できのう9日早朝(2015年3月)、2軒の民家で計5人の男女が殺害されているのが発見され、近くの無職、平野達彦容疑者(40)が殺人未遂の容疑で現行犯逮捕された。平野はインターネットで被害者を中傷する意味不明な書き込みをしていた。事件への関与を認めているが、動機については不明だ。

中学のころから引きこもり・・・父親「見かけたら110番してほしい」

   殺害された無職の平野毅さん(82)・恒子さん(79)夫婦、平野浩之さん(62)・方子(まさこ)さん(59)夫婦、その母の静子さん(84)の5人は、いずれも刃物で刺されたとみられている。加害者も被害者の2家族も名字は同じだが、それぞれに親戚関係にはない。

   現場は山あいの静かな集落で、達彦は父親と祖母の3人暮らしで、6年前から離れの建物に住んでいた。中学のころから引きこもりがちで、明石市の病院に通院や入院をしており、1年半前に退院した。近隣同士でも「(達彦容疑者を)20年前に見ただけだ」という人もいる。

   なにか予兆があったのか。先月に達彦の父親が被害者の毅さんに「息子が外出しているのを見たら110番通報してほしい」と話していた。パトカーが見回りに来ていたという話もある。

   達彦は1日50回以上もネット書き込みをしていて、被害者の名前や住所を出して一方的に非難していた。「各地で電磁波犯罪と集団ストーカー犯罪を行っている」などと意味不明なこともあり、被害者の親族がつい先日、市の法律相談を訪れていた。

書き込み内容は意味不明ゴチャゴチャ

   司会の羽鳥慎一「ネットへの書き込みはかなりあったようですね」

   赤江珠緒キャスター「内容も相当不明ですね」

   コメンテーターの岩上安見(ジャーナリスト)「異常な兆候といえば、ネット上のことですよね。よく見ると、被害者ばかりでなく、妄想や関係ない人のことも多いんです。特定の標的だけを狙ったというのではありません。いくつもいくつも、いろんなものがごちゃごちゃに書いてあるんです」

   羽鳥「そうすると、警察の対応も難しいですね」

   現場を取材したレポーターの高村知庸「支離滅裂な誹謗中傷したことが、責任能力としてあるのかどうか今後は問題になります。また、本人が動機をどう説明するのか注意していきたいと思います」