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噴火の桜島上空に「謎の緑の光線」米軍のレーザー銃試射か?

   鹿児島県の桜島周辺の上空を一直線に飛ぶ緑の光。先週19日(2015年5月)に撮られた映像が、「これは何か」とネット上で話題となった。建物をかすめるように飛び、桜島に向かって照射されているようにも映る。

   キャスターの菊川怜「すごい!」

   司会の小倉智昭「これがいろんな憶測を呼んでいるんですね」

   木下康太郎アナ「そうなんです。一部で憶測が飛んでいます」

   「米軍が採用しようとするレーザー銃の色に似ている」という説や「スターウォーズの敵か何か」の宇宙人説も出たという。

火山灰の濃度測定実験

   「とくダネ!」が調べると、火山灰を測定するための光だった。桜島は先週大噴火して噴煙が4300メートルまで上がったが、謎の光は京都大学防災研究所の井口正人教授を中心とした麓の研究施設から空に向けて発射されたものだった。火山灰の濃度を調べるためで、井口教授は「大気中のチリがなければ光は見えないはずで、見えていること自体が火山灰が散乱している証拠です」という。

   ニュースデスクの笠井信輔「現在は実験段階ですが、火山灰の正確な濃度を計測できるようになれば、将来は火山の上空を飛ぶ航空機の航路を選ぶことにもつながると、井口教授は話しています」