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来年「伊勢志摩サミット」経済効果500億円!地元は早くも万歳三唱で皮算用

   来年(2016年)に日本で開かれるサミット(主要国首脳会議)の開催地に三重県志摩市が決まった。安倍首相が敢えて「伊勢志摩サミットです」と名付けたように、志摩市だけだとすぐにはピンとこない。そこで「志摩市はどんなところでしょうか」(司会の夏目三久)と取り上げた。

   志摩市はリアス式海岸に約60の島が点在している。そのなかの最大の賢島がメイン会場になる。海に囲まれた周囲7キロほどの島に渡るには、鉄道と2本の橋しかない。したがって警備がしやすいことが評価された大きな理由という。

市長「嫁さんをもらったときより嬉しい」

   会議場に予定されている志摩観光ホテルは天皇陛下が皇太子時代から5回も宿泊し、1990年には秋篠宮ご夫妻が伊勢神宮に結婚の報告をされたときにも宿泊されている。

   決まった瞬間に万歳三唱した大口秀和・志摩市長は「嫁さんをもらったときより嬉しい」と話す。もちろん狙いは経済効果。08年の北海道・洞爺湖サミットでは地元に1000億円の経済効果をもたらしたと言われており、500億円以上の効果があると期待する。経済効果のソロバンをはじくのも結構だが、パワーが衰えパンチ力が落ちたといわれるサミット、伊勢志摩の景色を眺め、美味しいものを食べて終わりなんてことにならねばいいが。