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沖縄沖で米軍ヘリ着艦失敗!安倍政権にとって「最悪の時に最悪の事故」

   沖縄うるま市沖できのう12日(2015年8月)午後1時50分ごろ、米軍ヘリコプターが着艦に失敗して墜落した。死者はなかったが乗り込んでいた自衛隊員2人をふくむ6人が負傷した。

   沖縄国際大に米軍ヘリが墜落した04年の事故からきょうで11年目になり、しかも12日は辺野古の基地建設をめぐる政府と県による集中協議の初日というタイミングだった。

「当然、地上でも起こる」(軍事ジャーナリスト)

   墜落したのは米陸軍のUH-60、通称「ブラックホーク」。物資人員の輸送や救難に広く使われており、武器を積めば攻撃もできる。今年3月には米フロリダ州で墜落し、乗員11人全員が死亡した。

   司会の夏目三久「今回の沖縄沖の事故の原因、地元の反応、今後への影響の3つのポイントに絞って考えます」

   墜落原因として軍事ジャーナリストの恵谷治氏は、波風とコミュニケーション不足をあげた。「着陸する甲板は海面から高さ15メートルあり、急な波も考えられます。船側とパイロットとのコミュニケーションも重要で、当然、陸上でも起きる可能性があります」

米国はどこまで事故情報を開示するか

   沖縄県民からは不安と怒りの声があがった。「あってはいけない事故」(年配女性)、「基地がある限りこういうことになると思うんですね」(中年男性)。政府と県の集中協議では翁長・沖縄県知事は、菅官房長官に「基地のそばに住んでいる人には大変なこと」と実情を訴えた。

   龍崎孝(TBS解説委員)「安倍政権にとって最も起きてほしくない事故がもっともおきてほしくない時に起きました」

   牧嶋博子(TBS解説委員)「政府と県の溝が埋まらない、こういう時期の事故です。政府は米国に情報開示を強く求める必要があります」

   夏目三久「またしても起きたという印象はぬぐえませんね」