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北斗晶「乳がん手術」で力説 「女性のみなさん」に訴えたコト

   独特の「強い女」のキャラで人気の元プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が昨日23日(2015年9月)、自身のブログで、乳がんの手術を受けることを明らかにした。

   ブログは「今日は、皆さんにお話ししなくてはならないことがあります」という書き出し。「私は今、病院のベッドにいます。昨日夕方の生放送を最後に、本格的な闘病生活に入る事になりました。病名は乳がんです」

   手術は右乳房の全摘。がんはすでに直径2センチ大で、リンパにまで転移している可能性があるためだという。手術は今日だ。「長い闘病生活が始まります」。

乳がんの検診は毎年受けていた

   さらに「愛する子どもたちの白髪の生えた顔が見たい」「パパと2人で、歳をとってもいつまでも手をつないで歩きたい」「小さな夢のはずが、とてつもなく大きな夢になってしまった様に感じました」と、夫の佐々木健介さん(49)と2人の息子、健之介くん(16)、誠之介くん(12)への 思いまで、6000字にも及ぶ長い書き込みだった。

   北斗さんといえば、一見かかあ天下風のキャラで自ら「鬼嫁」と呼び、その一方で明るい笑顔のやさしさが売りだ。結婚20年でナイスカップル賞を受け、2人はCMでも大活躍。一家で24時間マラソンにも出た。

   ブログによると、最初に異変を感じたのは今年の初め、床に腹這いになったとき、右胸に感じたチクッとする痛みだった。そのうち乳頭の位置も違ってみえた。そこで7月、乳がん検診を早めに受けたところ、陽性と出た。別の病院で再検査しても同じだった。医師は右乳房の全摘を告げた。

   「恐怖とショックに初めて自分のことなんだ・・・と泣きました」。しかし医師に、「胸のことより、5年先10年先生きる事を考えましょう」といわれ、「命さえ危険な状態と初めて気付いた」という。

   乳がんの検診は毎年受けていた。しかし最初の痛みを感じたのは、健診から半年も経っていなかった。いま夫の健介さんも心配から、体重が落ちているというが、変わらず支え続けているという。

   「私にはこの人がいてくれる」

   6日前には自慢の長い髪も切った。抗がん剤治療で髪も抜ける。それへの心の備えなのだという。しかし昨日の公表まで仕事は続けた。「長い戦いに入ります。必ず戻ると現時点では約束はできませんが、いまは『またね』といわせてください」。そして最後にいう。「女性のみなさん、若かろうが 歳をとっていようが、乳がん検診にいってください。自分の体の小さな異変を見逃さないで」

「しこり」とはどんなものか

   加藤浩次「北斗さんは明るくて強くてというイメージだったが」

   松嶋尚美「一番病気から遠そうな人や。わずか半年で痛みがあったというのは怖いな。でも強い人やから・・・」

   西村綾子「検査で無事でも、100%ゼロではないと思ってないといけない」

   おおたわ史絵「身体の異変をキャッチして、というのはその通り」

   加藤「では年に2回なら」

   おおたわ「それはきりがない。乳がんは唯一、自分で見つける事が可能ながんなんです」とチェックのポイントを示した。左右の差、えくぼやしこりなど。とくに「しこりとはどんなものかをお教えします」

   まず拳を握ると人差し指の付け根に骨が飛び出す。「この骨の硬さが眼の硬さだと思ってください。で、骨の先がぼこぼこしてる。がんもギザギザしてるんです。4本の指でなでると、小さなしこりもわかります」

   加藤「この骨の感触ですね」

   おおたわ「ただ脂肪の奥にありますからね。まずは生きること。北斗さんの選択は正しいです」