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「維新の党」本家争い!橋下徹 執行部をボロクソ「子ネズミ連中」「へなちょこ」

   「何をやっているのかさっぱり見えてこない。罵り合っている感じすらあるんですが」と司会の小倉智昭は呆れる。維新の党は分裂騒ぎから本家争いにエスカレートした。24日(2015年10月)に大阪で開かれた『臨時党大会』に、松野頼久代表ら執行部から除籍処分された国会議員や地方議員約230人が参加し、除籍は無効としたうえで、維新の党の解散決議案を全会一致で可決した。

「刑事告訴バンバンやりますよ」

   橋下徹・大阪市長はその『党大会』の前日に、「(政党交付金は)永田町の子ネズミ連中が飲み食いに使うだけですよ。永田町のへなちょこ議員30名ぐらいにやられたら・・・。お互い刑事告訴をやりあったらいいんじゃないですか。12月19日から刑事告訴バンバンやりますよ」

   子ネズミ、へなちょことはかなり感情的だが、橋本市長にしてみれば、維新の党を立ち上げたのは自分たちで、執行部は民主党など後から移籍した連中で、庇を貸したのに母屋を取られてたまるかとの思いがあるのだろう。

松野執行部「党本部」東京移転届け

   しかし、松野代表も譲る気は毛頭なさそう。「除名された連中が解党を決議するなんてまったく考えられない。解党決議は無効です」と反発を強めている。政党事務所の所在地を大阪から東京に変更する書類を関係各所に届け出た。

   小倉「橋下さんは決して言わないが、維新の党は橋下あっての維新の党だという気持ちがあるんだろうと思いますね」

   収まりそうにない本家争いだが、今週末の31日に橋下市長が目指す新党「おおさか維新の会」の結党大会が開かれ、一つの節目を迎える。