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「都の性北」バカ田大スケベ学部!裁判所もクビは当然と断じたセクハラ教授たち

   『週刊新潮』が「都の性北」バカ田大学で、このところ教授のセクハラが頻発していると報じている。私もバカ田大のOBだが、このところ森喜朗、橋下徹、小保方晴子などOBのバカぶりがメディアを騒がすことが多い。それだけではなく、この大学には「スケベ学部」があるのではないかと思えるほど、教授たちのセクハラが止まらないようである。

   先週、週刊新潮は同大学の憲法学の権威にして司法試験考査委員も務める大学院法務研究科の島徹教授が、教え子のゼミ生に「シシィ(女子ゼミ生)の滴がほしい! 飲みほしたい!」などとメールを送っていたことを報じたが、まだ他にもあるというのだ。

   『アラ還』の文化構想学部の教授が女子留学生を自宅まで送った際、彼女にキスをして服の下から胸を揉んだという。彼女が学内のハラスメント相談室に持ち込んで認定され解任されたという。もう1件は、50代半ばの人間科学学術院の教授が、女性の大学院生に公園で自分の股間を触らせ卑猥なことをいったために解任されている。両教授ともに解任は不当だと提訴したが、地裁は請求を棄却している。週刊新潮はこう結んでいる。

   <これだけスケベ学部的案件が発覚しては、早稲田は性の乱れが極北に達した「桃色学府」と謗られても致し方あるまい>

   短い記事だが、週刊誌のお手本のような見事なつくりである。

大阪ダブル選勝利で「よみがえり」狙う橋下徹!都構想賛成多く「よし、行けるぞ」

   もはや取り上げるのさえ躊躇するバカ田大OBの橋下徹大阪市長だが、週刊新潮によれば、このところの維新の党のゴタゴタは、橋下が騒動元ではなく、松井一郎府知事が独走して、橋下はそれに振り回されただけだというのである。騒動の内容にはいまさら触れないが、東京から見ていると、橋下の下に松井がいるように思えるのだが、そうではないという。維新の党の関係者がこう語る。

   <「あれだけ人に噛みつく橋下さんですが、松井さんとはずっと『蜜月』を保ってきました。一弁護士だった自分を知事、市長、国政政党の代表へとステップアップさせてくれた松井さんには頭が上がらない。それに加えて、12月18日で橋下さんはひとまず『引退』するという『負い目』もある」>

   党の分裂から政党交付金をめぐっての醜い争いなど、政党の体をなしていないと思われるが、11月22日(2015年)の大阪府知事&大阪市長ダブル選挙を前にして、大阪都構想賛成が47%で、反対33%を上回ったという朝日新聞の気になる報道があった。今度の選挙で橋下が息を吹き返せば、また同じようなことが繰り返されるだろう。困ったものだと思うのは私だけだろうか。

写真誌の看板が泣く「フライデー」権力者の心胆寒からしめる見せるスクープ頑張ってくれよ

   『フライデー』を毎週見るたびに、おいおいこのままでいいのかいと思わざるを得ない。今週は新聞広告右の「地震保険料率の大改訂で分かった全国巨大地震リスク」という記事が読みたくて買ってみたが、この記事が読みたくてフライデーを買う人は少ないだろう。

   ひとまず記事を紹介しておこう。これは損害保険料率算定機構というところが9月30日に金融庁に届け出たもので、当時、新聞でも報じられている。17年1月から全国平均で地震保険料率が5・1%上げられるのだ。フライデーによれば、昨年も15・5%引き上げられている。大幅値上げが相次ぐ背景には、地震発生確率が上がっていることがある。なかでも千葉、東京、神奈川、静岡の保険料は他県と比べて相当高い。ということは地震の起きる確率が高くなっているからだろう。

   とまあ、こんな内容だ。他に読むべきものはないかとパラパラめくってみたが、他の週刊誌と同様の欠陥マンション問題、ダルビッシュ有の弟が逮捕されたこと、谷繁と落合の中日内紛など、写真週刊誌らしい記事は若い娘(こ)のグラビアだけというのでは寂しすぎる。

   唯一、モネの有名な絵画「睡蓮」にそっくりだと観光客が殺到している岐阜県・関市という山あいにある池の写真がいいのだが、これもフライデー独自ネタではなく、名古屋のテレビで紹介されたものの後追いである。このところ、活字週刊誌の週刊文春や週刊新潮がいい張り込みネタをグラビアでやっているが、フライデー発のスクープはあまりないのはどうしたことだろう。

   今週の「米軍基地の思いやり予算 こんなものまで日本持ち!?」という記事がなくてもいいとはいわないが、写真誌ならではのスクープを見たい。部数が減り続けて張り込みに注ぎ込むカネがないのだろうが、このままではこれまで培ってきた張り込みのスキルも消えてしまうのではないか。

   芸能だけではなく、政治家や権力者の心胆を寒からしめる写真を撮る努力を普段からしていなければ、情報は入ってこない。かつては小渕恵三総理(当時)が突然脳梗塞で倒れたとき、自民党の長老たちは談合して、小渕が「次は森喜朗だ」といったとして、いいなりになる森を総理に担ぎ上げてしまったことがあった。だが後日、フライデーは小渕の病室の写真を公開し、小渕がそんなことをいえる状態ではなかったことを知らしめた。残念ながら出す時期が遅かったため、森総理を阻止することはできなかったが、見事なスクープであった。フライデーの発奮を期待したい。

安倍首相どんどん濃くなる「盛りすぎ化粧」頬にピンク塗り歌舞伎役者みたい

   安倍首相の「化粧」が濃くなったと『週刊現代』が報じている。10月20日の自民党本部で大阪府知事選に出馬する栗原貴子府議と大阪市長選に出る柳本顕市議に、安倍晋三総裁が推薦状を手渡すセレモニーが行われたとき、大阪から上京した関係者の1人が、安倍の姿を見て愕然としたというだ。

   <「まるで上方歌舞伎の役者さんみたいに見えたわ。頬にピンクの厚い化粧を塗って、総理何してはんのかしらと思いましたわ」>

   安倍首相が化粧することを始めたきっかけはこうだ。<「13年4月に、総理が朝のワイドショーに生出演した際、頬にピンクの化粧を施してもらったら、テレビ映りが非常によかった。それで総理が喜んで、同様の化粧品を買い込んだのです。

   持病の潰瘍性大腸炎の薬が日々欠かせないことから、総理は以前から、顔がどす黒くなるのを気にしていました。だからそれ以来、外出する際には、化粧を欠かさなくなったのです」(官邸関係者)>

   最近問題なのは「化粧の量」だという。官邸関係者はこう続ける。<「夏休み明けの8月下旬頃からでしょうか。総理の化粧がどんどん濃くなっているのです。おまけに以前より痩せて、肩を落として歩くようになりました。

   そのため、もしや持病が急激に悪化しているのではと、われわれは気を揉んでいるのです」>

   最近のテレビで見る安倍首相はたしかに顔が痩せて精彩がない。いくら厚化粧しても、体の変調を隠すことはできないようである。

自誌批判も掲載する「週刊ポスト」の矜持!元少年A実名記事に大塚英志「正しい判断といえるか」

   安倍首相のお友達、作家の百田尚樹氏もこのところ下り坂のようである。こんな記事が10月28日付の朝日新聞に載っていた。<タレントで歌手のやしきたかじんさん(昨年1月死去)の闘病生活を描いた作家・百田尚樹氏の著作「殉愛」をめぐり、たかじんさんの元マネジャーの男性が28日(2015年10月)、発行元の幻冬舎と百田氏に1100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

   訴状によると、男性はたかじんさんの事務所の帳簿を操作したり、たかじんさんの妻に暴言を吐いたりする人物として描かれたと主張。こうした記述は事実と異なり、社会的評価を低下させられて名誉を傷つけられたと主張している>

   この件とは別だが、MARUZEN&ジュンク堂書店・渋谷店が「自由と民主主義のための必読書」フェアを開催したところ、ツイッターで「選書が偏向している」と批判が出たため、詫びて棚を撤去してしまったのは残念だった。

   書店にはさまざまな意見を持った著者の本が並んでいる。嫌韓や嫌中の本が積み上げられていても、それに異を唱える人はほとんどいまい。お前の意見には絶対反対だが、意見を述べる権利は認めようというのが民主主義であるはずだ。

   フェアに並べられていたのは、「SEALDs」、作家の高橋源一郎の「民主主義ってなんだ?」、ニューヨークのウォール街占拠デモを紹介した「私たちは『99%』だ――ドキュメント ウォール街を占拠せよ」などだったそうである。これが偏向しているというのは安倍首相とその取り巻きのネトウヨたちであろう。MARUZEN&ジュンク堂書店は言論・表現の自由を守れなかったのだ。

   ついでに触れておくと、『週刊ポスト』の「BookReview」欄で大塚英志氏が、少し前に週刊ポストが「元少年A」の実名を出したことを批判している。改名前の実名を報道することはグレイゾーンだが、<その曖昧さの中で法の運用をメディアが恣意的に解釈することは正しいのか>と批判し、<掲載理由を同誌は「公衆の正当な関心の対象」>としたことが、それ以上に引っかかると難じ、大塚氏は「元少年A」の実名報道は見出しを含めて読者の「好奇心」に応えたものだと書いている。

   大塚氏がいっていることの当否はともかく、こうした自誌への批判もそのまま載せる週刊ポストの姿勢を私は買う。

ヘタな中華料理店よりうまい冷凍チャーハン「ベスト5」米パラパラ、卵ふんわり・・・

   話はガラッと変わるが、その週刊ポストが最近、冷凍チャーハンがうまくなっているという特集を組んでいる。以前もパンが美味しく焼けるトースターを特集していて、私も買ってみたがなかなか優れものである。こうした日常生活での「良品」を取り上げるのは賛成だ。週刊ポストは売り物になるかもしれない「視点」をひとつ見つけたように思う。

   ポスト曰く、売り上げナンバーワンとパッケージに書かれた「本格炒めチャーハン」(ニチレイフーズ)を試してみたそうだ。<食べてみると、その理由はすぐにわかった。不思議なことに、きれいに水分が飛んで米がパラパラ。卵はふわふわしていて本来の甘みがあり、角切りのチャーシューは噛むと肉汁がしみ出すほどジューシーだ。さっきまで凍っていたとは思えない。焦げたタレの香ばしさが食欲をそそる>

   近所の中華料理店と比べても遜色ないといっても過言ではないとまで誉めている。

   売れ筋冷凍チャーハンのランキングは、2番目に具だくさん五目炒飯(味の素冷凍食品)、3番目がザ・チャーハン(同)、4番目があおり炒めの焼豚炒飯(マルハニチロ)、5番目に本格炒め炒飯 塩(ニチレイフーズ)が入っている。

   さっそく「本格炒めチャーハン」を買って家でチーンして食べてみた。「孤独のグルメ」風にいうと「これはいいぞ!」。レンジの時間の関係か米は少し柔らかめだったが、味は合格。そこいらの中華料理店のチャーハンよりなんぼかいいし、値段も安い。

   私は味の素の餃子もうまいと思う。チャーハン&餃子にホッピーがあれば、外へ行かなくても十分だが、ホッピーはどこで手に入れたらいいのか。週刊ポストさん、教えて!

当たらない競馬予想!「天皇賞」ラブリーデイからの流し

   【蛇足】先週の「菊花賞」はリアルスティールから馬単を買って涙に暮れた。今週の日曜日は「天皇賞」。性懲りもなく当たらない予想を一丁。

   本命はラブリーデイ。8枠はいらない。馬単でラブリーからエイシンヒカリ、ヴァンセンヌ、ディサイファ、アンビシャス、ダコール、ちょっと気になるルメールのサトノクラウン、ショウナンパンドラへ流す。グッドラック!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか