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清原和博 泣きながら小倉智昭に電話「子供たちのために頑張らないと」

   プロ野球の埼玉西武ファンの小倉智昭が「個人的にも大変悲しいニュース」と伝える。清原和博(48)がきのう2日(2016年2月)夜、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された。

   警視庁の捜査員が東京・港区の自宅マンションに踏み込んだのは午後8時すぎだった。覚せい剤0・1グラムが見つかり、「自分のものだ」と認めた。警視庁に連行され、坊主頭、グレーのシャツ、うつむく姿にヒーローの面影はなかった。

昨年暮れにブログ開設「新たなスタート、初心に還りたい」

   警視庁は数年前から清原をマークして情報を集めていたという。それが表に出たのは、2年前の週刊文春の「清原緊急入院、薬物でボロボロ」という記事だった。その後も覚醒剤疑惑はくすぶり続け、フジテレビは昨年10月(2015年)、に本人にコメントを求めたが、清原は答えなかった。覚せい剤報道の後に離婚して1人暮らしだった。

   打撃の天才と言われ、2000本安打、525本塁打の記録を残したが、なぜか新人王以外にタイトルがない特異なヒーローでもあった。ただ、オールスター戦のMVP7回は、おそらく今後も誰も破られまい。

   昨年(2015年)11月25日にブログを始めていた。そこで「運命のドラフト11月20日から30年が経ち、新たなスタート、初心に還りたい」と語っていた。以来、「息子と3人でご飯を食べた。その後ひとしきり泣いた。息子のグラブを見て今日も1日生きよう」(11月30日)、「PLの先輩・後輩と語り合う番組、楽しかった」(12月4日)、「最近体弱いなぁ。点滴した看護婦さんが、疲れてませんか? ゆっくり休んでくださいね はい、ありがとうございます」(1月27日)、「俺を笑いながら指をしてきた。1回2回3回。あかん我慢やと歯を食いしばる。完全乱闘モード・・・その瞬間灰皿を叩き割った」(1月19日)などの書き込みが続いていた。

巨人移籍が間違いだった?人間関係も肉体的もきつく狂った歯車

   清原のブログを読んでいたという深澤真紀(コラムニスト)は「いちばん書いているのが息子のこと。病気のお母さんのこと。優しい人なんだなと思います。少年野球に情熱を持っていたし、疑惑とつながらない」という。

   小倉「球場で何度『清原』と叫んだことか」「怖そうで近寄りがたいが、実際に話してみると、優しい。離婚して数か月して、子供たちと食事をしたあとに電話をくれて、泣いてるんですよ。子供たちのためにも頑張らないとと言ってた。だからなんで踏みとどまれなかったんだと」

   デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「執行猶予で出てきた時、誰かが助けてあげないと自力で再起は無理だと思いますよ」

   小倉「巨人では、生え抜きの選手が優先だからきつかったんだと思う。それで体づくりにいってけがをしたり、歯車が狂っちゃったのかな」