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大河ドラマ「真田丸」脚本の三谷幸喜ヘコんだ!NHKに寄せられる否定的意見2倍

   NHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を書いている三谷幸喜が、朝日新聞の連載コラム「ありふれた生活」(2016年3月10日付夕刊)で、視聴者の評判がはかばかしくないと愚痴っている。NHKの放送に関する問い合わせ、意見・要望の窓口である「ふれあいセンター」の発表を受けてこう書く。

   「視聴者から『真田丸』に寄せられた否定的な意見が、好意的な意見の倍を超えたというのだ。特に年配の方の評判が悪いらしい。ショックだった」「大河を愛する者としては、これはもう降板するしかないか、とまで思った」

   おそらく長澤まさみや木村佳乃ら女優たちの演技やセリフが戦国ものらしくなく、いまどきの女子風でチャラチャラしているとか、主人公・真田信繁役の堺雅人が武将らしくないという違和感なのだろう。

視聴率は3月6日放送が最低を記録

   ところが、この発表があった1週間後、「プロデューサーから連絡が入った。『嬉しいニュースがあります。あの記事が出た後、ふれあいセンターに普段の十倍近い反響がありました!』。しかもその九割が好意的意見だったというではないか」という。

   そして、「脚本家としては、それに影響されることはない。否定的意見に左右されてぶれてしまうのが一番よくないし、好意的意見に舞い上がってもいけないと思っている」としている。気を取り直したというわけだが、3月6日放送の第9話は視聴率16・6%とこれまでで最も低かった。(テレビウォッチ編集部