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昼下がりの「新宿サブナード」悪臭放つ真っ黒な出水!「臭くて呼吸できない」

   きのう20日(2016年7月)午後3時40分ごろ、JR新宿駅と西武新宿駅を結ぶ地下ショッピングモール「新宿サブナード」にどす黒い液体が流れ出し、数時間にわたって商店街が浸かった。

   女性店員は「パッと見たら地面がまっ黒で、2、3分でこちらに流れてきました。下水の臭いがひどく、呼吸したくないぐらいでした」と話し、男性店員は「水がドバーっと流れてきた。気持ち悪かった」という。

築43年の老朽商店街・・・以前から壁に漏水

   中谷隆宏リポーターが駆けつけ、すでに数時間がたって水はひいていたが、「異様な臭いがまだたちこめています。茶色い水です」と報告した。マスク姿女性店員は「まだ水が残っていて、乾かないと品物をしまうこともできません」と掃除に追われていた。

   司会の羽鳥慎一「見るからに臭いがきつそうですね」

   野上慎平アナ「原因はまだ調査中ですが、専門家は下水で間違いないと言っています」

   新宿サブナードは1973年にオープンし、今年で43年の老舗商店街で「下水の配管には問題なかった」そうだが、以前から壁に漏れていたという情報もある。下水管は50年をメドに老朽化するといわれるので、微妙なところだ。

下水配管が破裂か?全国に老朽管1万キロ

   防災システム研究所の山村武彦所長は「施設の管理範囲内の下水処理がトラぶった感じです」と、隣接する建物の配管が破裂した可能性を指摘する。周辺には築50年を超える建物もあり、老朽管から出た下水が壁を伝ったのかもしれないという。

   こうした老朽管は全国で1万キロはあるともいわれる。

   羽鳥「全部に対策をしなければいけないが、順番もあります。今回は大変なことですけれど、これぐらいですんだとも考えられます」