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卓球女子団体「銅メダル」福原・石川・伊藤・・・誰かが負けても誰かが勝つ強さ

   リオ五輪・卓球女子団体で日本はきのう16日(2016年8月)、3位決定戦でシンガポールを破り銅メダルを獲得した。第1試合は福原愛選手が敗れたが、第2試合は石川佳純選手がストレートで勝ち、第3試合のダブルス福原・伊藤美誠選手組も3-1で逆転勝ちした。第4試合のメダル獲得は15歳の伊藤に託されたが、世界ランク9位の伊藤がランク4位の相手をストレートで破った。

うれし涙止まらない福原「足引っ張ってばかりだった」

   子どものころから「泣き虫」といわれた福原が、この日はうれし泣きで涙が止まらない。「本当によかったです。足を引っ張ってばかりで。みんなに助けられて感謝しています。本当に苦しいオリンピックでした」

   キャプテンとして後輩に気配りしたり、試合では準決勝や3位決定戦で敗れたり、さまざまな思いが脳裏によぎったことだろう。

   司会の小倉智昭「でも、(子供のころからの)福原愛ちゃんの登場によって日本の卓球が強くなったと言っても過言ではないと思いますよ」

ランク上位選手にも気後れしなかった伊藤

   ゲストの樋浦玲子氏(卓球の元日本代表)に小倉が聞く。「今回の勝因をどう思いますか」

   樋浦「第2試合のエース石川さんと相手エースとのガチンコ対決の勝利でした。石川さんは第1試合で福原が負けたので絶対負けてはいけないというプレッシャーの中、3-0でよく勝ちました。これで日本に流れを持ってきてくれたと思います」

   小倉「石川さんは個人戦に初戦で負けたので、とにかく団体では勝ちたいという気持ちが前面に出ていましたね。最後に伊藤さんがランク上位の選手に勝った時は驚きました。次の東京五輪はどうなりますか」

   樋浦「有望な若い選手がたくさんいますので、五輪代表争いがこれからもう始まっていると思います」