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ラグビー平尾誠二 芸能人顔負けのカッコよさ!ジャージ姿も背広姿も絵になった男

   ラグビー音痴の私でも、平尾誠二の名前は知っている。京都・伏見工業高校のときに全国制覇。同志社大学を経て、1986年に神戸製鋼に入社して日本選手権7連覇を達成。その後、日本代表監督を務めた。

   まさにラグビーの申し子だったが、何といっても彼の格好良さは際立っていた。ラグビーをやっている汗まみれ泥まみれのユニフォーム姿も格好いいが、週刊現代に出ているバーで飲んでいる姿は半端な芸能人などお呼びでないぐらいの存在感である。

   「ラグビー界の貴公子」だった。死因は胆管細胞がんだったという。週刊新潮によると、昨年9月(2015年)に入院すると、医師から「余命宣告」を伝えられたという。今年の1月に大阪で開かれたスポーツフォーラムに出席したときは、<「頬が痩せこけて精悍なイメージがすっかり消えてしまっていたのです」(スポーツ紙記者)>

   週刊文春で母親の信子さんがこう語っている。<「(亡くなる)一週間前に京大病院に行った時は、意識が朦朧としてほとんど話せませんでした。でも『親より先に死ぬなんて親不孝だ』って、怒ったんです」>

   フライデーは30年前、当時交際中だった恵子さんとの神戸デートの時の写真を掲載している。当時、平尾は社会人1年生の23歳。2人はその後結婚して2人の子供を授かる。享年53。2019年には平尾も念願だったラグビーW杯が日本で行われる。実力と格好良さが備わった男がまた一人いなくなってしまった。残念だ。

妻・佐久間良子や子どもより演劇を愛してしまった平幹二朗「近くて遠かった夫婦」

   平幹二朗といえば、われわれ世代は「三匹の侍」(フジテレビ系)を思い出す。<狂気に憑かれた『異形の人間』を演じ続けた>(週刊文春)名優が10月23日に突然亡くなってしまった。享年82。

   女優の佐久間良子とは14年連れ添って別れた。平はその理由をこう述べていた。<「子供が生まれた後、離婚までの10年間は私が演劇の仕事に夢中になり自己中心的で家族への心づかいが不足して、佐久間さんと子供達を幸せに出来なかったと申し訳なく思っています>(NEWSポストセブンより)

   葬儀に参列した佐久間は平のことをこう語った。「近くて、遠い人でした・・・」。夫婦というのはそういうものなんだよ。

   週刊現代は先週に続いて、高畑裕太にレイプされた被害女性の「涙の告白」第2弾をやっている。彼女は「示談」に応じたから、「カネ目当ての美人局」という疑惑までかけられてしまったが、それへの疑問に答えている。

   まず事件後、彼女は迷った末、ホテル近くに住む知人男性に相談する。彼は、それは明らかなレイプ事件だから我慢することはないといい、被害届を出すようにと警察に通報してくれたそうだ。これまでの報道と違うのは、その男性の指示で病院へ行ったのではなく、警察が来てから、警察の指示だったそうである。

   <「病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを飲みました。病院を出たのは、午後8時か9時頃だったと思います。その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聞かれました」(被害女性)>

   しかし、事情聴取された際、担当の女性検事から「なぜ大きな声を出さなかったのか」「なぜ壁を叩かなかったのか」などと質問を浴びせられ、だんだん自分に非があるのではないか、検察は自分を守ってくれるところではないと思ってしまったそうだ。

   裁判になれば、加害者の弁護士から根掘り葉掘り聞かれ、また恥ずかしい思いをすることになる。また、前橋署の会議室で、加害者が所属していたプロダクションの社長らが「示談にしてほしい」といってきて、双方の弁護士同士で交渉が始まったことも、彼女に加害者を裁判に追い込む気持ちを萎えさせたようだ。彼女の知人は示談交渉には立ち会ったことはないという。

   彼女はこう話す。<「仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするしかありません」>

ベッキー大躍進!「女が嫌いな女」24位から2位へ。蓮舫、藤原紀香、工藤静香も急上昇

   週刊文春の「女が嫌いな女 ワースト50」がおもしろい。前回から上位に大きな変動があった。1位の和田アキ子は不動だが、上位常連の泉ピン子が6位に転落、2位には『ゲス不倫』のベッキーが24位から急上昇した。3位の蓮舫も44位からごぼう抜き。4位の藤原紀香も前回は15位。工藤静香も37位から堂々の5位。息子のレイプ事件で露出度が上がった高畑淳子は圏外から10位にランクインしている。

   蓮舫が3位というのは民進党としてはショックだろう。おまけに、さらに不人気な野田佳彦を幹事長に据えていたのでは、1月にも行われるといわれている解散・総選挙を戦えるのだろうか。

   その解散風だが、週刊新潮によれば、麻生副総理や公明党が「解散近し」と喧しいが、当の安倍官邸からは解散の「か」の字も聞こえてこないという。12月にプーチン・ロシア大統領が来日して北方領土2島返還で合意し、その勢いを借りて解散という筋書きを安倍首相は考えているようだが、<「しかし、実際、交渉は難航していて、ロシア側は歯舞、色丹だけならOK。国後、択捉との間に国境線を引くと言ってきている模様です」(官邸関係者)>

   そうなれば、ロシア側は永遠に国後、択捉は返さないつもりだろう。2島返還では世論が許さない。それに天皇の生前退位問題もあったりして、安倍首相の思惑通りにはいかないようだ。

   フライデーは、関ジャニの大倉と吉高由里子が、ジャニーズ事務所の猛反対を押し切り「バリ島2泊4日の婚前旅行」したと伝えている。10月22日の朝、成田空港に降り立った大倉。二人はほぼペアルックだった。

   <まさに「二人だけの世界」だった。10月22日朝、成田空港の動く歩道の上で「関ジャニ∞」の大倉忠義(31)と吉高由里子(28)が、寄り添いながらスマホの画面をのぞき込んでいた。(中略)

   実は二人が日本を発ったのは、10月19日のこと。行き先はバリ島。これは、2泊4日の「婚前旅行」の帰りだったのである。>

   <「フライデーに撮られた後、大倉は「お友だちです」と交際を否定した。関ジャニはジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長の覚えがめでたい人気グループ。『別れさせられた』という情報も飛び交いました」(芸能プロ幹部)>

   一方の吉高も<「事務所側から何か言われたのか、『ジャニーズは嫌い!』と怒っていたことがあった」(知人)>(デジタルFRIDAY 10/28(金)7:30配信より)

   SMAP解散騒動以降、確実にジャニーズ事務所のタガは緩んできているようだ。まあ、好きな者同士を力尽くで引き離せば、愛はより深く強くなるのは世の習い。好きにさせたほうがいい。

死ぬなら人に迷惑かけずに勝手に死んでくれ!自爆72歳元自衛官の無分別

   10月23日、栃木県宇都宮市の中心部にある宇都宮城址公園は祭りのただ中にあり、およそ1万5000人の来場者で賑わっていた。そこで正午にならんとする頃、コインパーキングで乗用車が爆音とともに炎上し、その10数分前には8キロほど離れた民家から出火して、近隣に延焼していた。クルマも民家も市内に住む栗原敏勝(72)所有のものだった。

   公園では成人男子2人が重傷、男子中学生1人が軽傷を負った。週刊新潮によれば、現場では殺傷力を高めるビー玉や釘が見つかっているというから、周囲を巻き込もうとして自爆したようだ。

   この男、17年前まで陸上自衛隊に所属し、二等陸士で入隊して二等陸佐にまで昇進、結婚して三女をもうけているという。順調な自衛隊人生だったようだが、55歳で定年退官した頃、末娘が変調をきたして家庭内暴力などのトラブルを起こし始め、その治療法をめぐって栗原と妻が対立。ついには離婚調停、それが不調に終わって法廷闘争になるが、最高裁でも「栗原のほうに非がある」という判断が出てしまうのだ。

   そのことへの不満をツイッターやフェイスブック、動画サイトなどを駆使して表明してきたという。この歳にしてはSNSの使い方に精通していたようだ。そしてついには、自暴自棄、死にたい、秋葉原みたいな事件を起こしたいと書き込むようになり、ついに大勢の人が集まる場所で自爆するという、とんでもない死に方を選ぶのである。

   私の体験からいっても、年をとると温厚になる、他人に優しくなるというのは一部の例外的な年寄りだけで、ほとんどは短気になり、鬱になり、自暴自棄になる。死ぬのは勝手だが、他人に迷惑をかけずに死ねよ。最低限、それぐらいの分別は年寄りなら持つべきである。

小池都知事に立ちはだかる丸川珠代!安倍首相・菅官房長官に可愛がられ闘志満々

   清原和博に覚せい剤を売って逮捕、有罪判決を受けた小林和之という人間が、告白本「密売」を出すそうだ。週刊新潮は彼にロングインタビューしている。清原は彼が逮捕された後、こう伝えてきたという。<「俺も更生に向けて頑張っています。小林さんもひとりじゃないですから、頑張ってください。またいつか何年か先、太陽の下で堂々と会えるように」>

   フライデーが伝えるところでは、清原が更生に向けて頑張っているとはどうも思いにくい。シャブで人生を台無しにした2人は、これからの辛く長い人生をどう生きていくのだろうか。

   週刊文春は、小池都知事と丸川珠代五輪相の「遺恨試合」がどうなるかという特集をやっている。いまのところ安倍首相や菅官房長官に可愛がられ、いざというときに度胸のある丸川に分があるそうだ。

   たしかに、小池都知事のパフォーマンスは息切れしてきているようだ。小池がまた1年で辞めれば、次は丸川を推す。そう自民党は考えているそうだが、小池都知事は移ろいやすい都民の世論をバックにどこまで戦えるのだろうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか