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「俺も学校には2回しか行ってない」長嶋一茂、韓国・崔順実の娘コネ入学弁護

   朴槿恵大統領の退陣を求めるデモに、センター入試を終えたばかりの受験生が多数参加したという。あす19日(2016年11月)にも起訴される朴槿恵朴大統領の友人・崔順実容疑者の娘が、名門の梨花女子大に裏口入学していた疑いがあるからだ。ずるいじゃないかというわけである。

「出席してないって、俺のこと言われてるのかと思った」

   娘のチョン・ユラ(鄭維羅)はアジア大会の馬術団体種目の金メダリストで、梨花女子大に体育特待生で入学したのだが、これがコネ入学だったばかりでなく、高校の卒業資格に疑問があった。高校3年生の1年間に17日しか登校していなかったのだ。体育教師がもっと出席するよう注意すると、母親の崔順実容疑者は学校に圧力をかけたという。クラスメートが抗議したが、学校はこれを黙殺した。

   梨花女子大の体育特待生枠は6人で、ユラの不正入学によって実績のある2人が不合格になっていた。ユラはSNSで「能力がないなら親を恨め。金も実力だ」と書き込み、大きな怒りを買ってしまった。大学から除籍される前に先手を打って自主退学したという。

   この話に反応したのがスポーツプロデューサーの長島一茂だった。「コネって、俺のこと言われてるのかと思った。俺も1年の時、学校には2回しか行っていない」と口を滑らせ、スタジオを凍りつかせた。

   司会の羽鳥慎一は慌てて「その話はあとで・・・」と引き取った。

韓国にはびこるコネ社会

   ユラに限らず、韓国のコネ社会の実態はひどいものだ。武器メーカーの社長を父に持つ20代の男は「兵役に取られても、弾が飛んでこない売店係になった」、企業を引退した70代の男は「社長と出身地が違うため、どんなに頑張っても出世できなかったという。

   大手企業30社のうち、3分の1の企業でコネ採用条項がある。自動車大手の起亜自動車では1次試験の書類選考は合格者の4分の1がコネ枠で、親が社員ならその子息は無条件で合格。2次試験の面接点(70点満点)も親が社員なら得点が5%増しになるという。鉄道公社では職員4人がそれぞれの妻4人と親戚9人を縁故採用するため、33人の職員を解雇したという例が紹介された。

文  バルバス | 似顔絵 池田マコト