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高卒5年目、史上最速・最高額の大谷年棒

   日本ハムの大谷翔平投手(22)が昨日5日(2016年12月)契約を更改、金額は2億7000万円。プロ5年目の高卒選手として史上最速・最高額。あのダルビッシュと並んだ。例のない投打の二刀流で記録を残してMVP。チームの10年ぶり優勝の原動力でもあった。「まだ安い」という声もある。

   会見で金額を聞かれて、「2億7000万円です」とさらりと言った。「優勝して、やっぱりいいものだなと思いましたし、来年ももう一回やりたい」

大谷の年・・・165キロは日本最速記録、投手と打者でベストナイン

   まさに大谷の年だった。10月16日クライマックスシリーズ第5戦、対ソフトバンク戦で出した165キロは日本最速記録だった。この時、同僚の中田翔選手が呆れたような笑顔で首を振り、相手チームの内川聖一選手も「ワオ」と目を丸くした。この日165キロを3つも投げた。

   投手成績は10勝4敗、防御率1.86。さらに打者として、本塁打22本、打率3割2分2厘(ともに自己最高)。チームは日本シリーズを制し、パリーグのMVP。投手と打者でベストナインに選ばれた。

   大谷は、2年目に二桁勝利と二桁ホームラン、3年目に1億円に乗せた。そして4年目に2億、5年目に2億7000万。4、5年目はダルビッシュと同じだ。これを聞かれて、「自分がそれにふさわしいかどうかは別として、そういう方と同じところまで来れたというのはすごく嬉しい」と答えた。

   街の声は、「二刀流で成績を残してるんだから、それ以上もらっても十分価値がある」「3億円出してもいい」......10人中7人が、2億7000万円を「少ない」と答え、「高い」は3人だった。

   日ハムでは、チームの顔である中田翔選手が2億8000万円。この顔を立てて、大谷の3億円を避けたと見る専門家もいる。

メジャー移籍見えた

   しかも、メジャー移籍も見えてきた。昨日の更改で、「(球団が)自分の意思を尊重してくれる。(メジャー移籍の)気持ちを全面的に応援してくれていると話をいただいた」と明かした。来シーズン終了後に、移籍の運びになるということか。

   加藤浩次「もう金額じゃなくて、自分はどこまで行けるかと、もっと上を見ている」

   ウエンツ瑛士「栗山監督が説得して、二刀流を育てる。育ったらメジャーへ行っていいよと」

   加藤「ピッチャーで二桁勝って、バッターで3割って、これとんでもないこと。ありえない」

   ウエンツ「それだけの体を持ってる。やりきる根性がある」

   加藤「見ていると感情の起伏がない。ブレがない」

   ウエンツ「メジャーへ行く時は結婚もあるだろうし、どこの局の女子アナになるか」(大笑い)