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米・中東・アフリカの空港で混乱広がる! 米大統領令で数百人が入国・搭乗拒否

   トランプ米大統領が連発する大統領令で混乱が広がっている。中東やアフリカ7カ国から米国への入国を禁止し、難民の受け入れも停止した。おととい28日(2017年1月)までに109人が入国を拒まれ、173人がアメリカに向かう航空機への搭乗を拒否された。

   司会の夏目三久「全米の空港で抗議の声も広がっています」

連邦地裁、入国認めるケースも

   裁判所の前で気勢をあげる人々の映像が流れた。ワシントンの連邦地裁が、ケネディ国際空港でビザをもちながら入国を拒否されたイラク人2人を「強制送還はできない」として大統領令を一部停止し、入国を認めたのだ。

   しかし、トランプ大統領は「イスラム教徒のテロリストはアメリカに入れない。そんなやつらには来てほしくないね」と意気盛んだ。メキシコ国境の壁建設やTPP(環太平洋経済連携協定)からの脱退など、大統領令は就任から1週間余りで15にのぼる。「記録的スピードで新しいことに取り組んでいる。スピードと知力で全国民のための戦いをやめない」と、いつものトランプ節をまくしたてる。

電話会談で2月10日、日米首脳会談決まる

   イギリスのメイ首相と会談したほか、日本、ロシア、フランス、ドイツ、オーストラリアの首脳と電話会談をつづけ、安倍首相とは2月10日にワシントンで会うことで合意した。安倍首相は「TPPなどの具体的な話はしなかった」というが、トランプ大統領と会えば2国間の新貿易協定や米軍の駐留経費増で新たな要求を突きつけられる可能性もある。トランプ氏の勢いに振り回されて結局は譲歩しちゃったなんてことにならないだろうな。