J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ポイントカードやめたら財布も気持ちも軽やか!ちまちまでたまるのはストレスばかり

   ポイントカードを持ち歩くのをやめた。やめた理由は些細なことでした。昨年(2016年)11月にひとりで上海に旅行へ行った時、財布をパンパンに膨らませていた何枚ものカードを、必要ないとホテルの金庫にガサっと入れて、そのままチェックアウトしてしまったのです。

   成田に着いて、さあパスモで帰ろうという時になって気が付きました。すぐにクレジット機能がついていたTポイントカードは停止し、あとはホテルに連絡して取り戻そうと思えば取り戻せたのですが、「お客様お忘れではありませんか」のひとこともなく、腹が立ってきて連絡をするのをやめました。

「カードはお持ちですか」っていちいちうるさい

   こうしてポイントカードを持ち歩かないようになって数か月。ものすごく楽です。そして、たいして溜まりもしないポイントを貯めようと意固地になっていた自分に気が付きます。何をあれだけ気にしてポイントをゲットしようとしていたのでしょうか。還元率がいいわけでもないのに、縛られていたものがなくなると解放感が広がり心満たされる感じです。

   お店に行くと必ず「ポイントカードはお持ちですか」「ポイントカード作りますか」と聞かれたとき、「NO!」と言うすがすがしさ。そんなもんに心囚われておりません。否、ポイントをコツコツ貯めるような貧乏人みたいなことしませんの。オ~ッホッホ!と心の中で高笑いする、金持ちゴッコも追加で味わうことができます。

人間関係にも小さなイライラ

   そして気付くのです。これは小さなストレスでもあったんだと。そう、日頃から小さなことでイライラとストレスポイントを貯めていたのです。何も財布の中だけの話ではありません。仕事上の人間関係で小さなことがストレスになっています。上の人の顔色を伺う、他人の仕事ぶりが気になる、自分の評価が気になる、自分の想いが通らないなどなど、もともとは小さなストレスポイントが、いつのまにか心をむしばむビッグポイントに成長していることが多々あります。

   ポイントカードを持つのをやめたように、ちっちゃなことは気にしないと自分に懐かしの一発ギャグをチョロっとかましちゃえばいいのです。自分の首を絞めているのは、意外と自分の自尊心や見栄、偏見だったりするのですから。何かを捨てたことで気付くことがある。ちょっとしたキッカケをポイントカードが教えてくれました。

モジョっこ