「GoPro(ゴープロ)」に代表される小型アクションビデオカメラといえば、数年前の動画界を席巻した一大勢力だ。近年はブームも一段落した感があるものの、動画サイトのYouTube(ユーチューブ)などでは依然、アクションカム映像は人気があり、よく機材として用いられている。
そんななか、ゴープロ社自身もオフィシャルサイトで「GoProアワード」を主催し、GoPro動画の掘り起こしにつとめている。GoProで撮影した編集映像を投稿して「GoProアワード」に認定されると、5000ドルが支払われるという仕組みだ。
またサイトでは「GoProアワード」動画のセレクションがあり、受賞した動画を視聴できる。
GoPro動画というと、スキーやスノボ、サーフィン、はたまたウィングスーツなど、アウトドアやエクストリームなスポーツのイメージが強いが、セレクションの動画は、それらに限らないGoProの可能性を伝えるものとなっている。
ユニークな発想の映像作品、ハートウォーミングなホームビデオ、ドキュメンタリーニュース風のものなど、バラエティに富んだハイクオリティ動画が30本ほど公開されていて、「あの小さなアクションカメラを使って、こんなことができるのか」と驚かされるものも多い。
なおGoProアワード動画は、ユーチューブにも公開されている。4月5日現在は「Frozen Kitten Lives(凍ったネコ、生きる)」(日本語字幕あり)という約2年前に公開された動画が視聴回数600万回を超えて、一番人気となっている。ある一家が雪のなかで凍死寸前の子猫を発見し、命を助けようと奮闘するといった内容だ。