J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

日ロ首脳が手を焼く「狂乱北朝鮮」未明会談でも初めて主要議題

   安倍首相とプーチン大統領の日ロ首脳会談が日本時間のきょう28日(2017年4月)未明に行われ、北朝鮮問題で意見を交わした。安倍首相は「日ロで緊密に協力し、北朝鮮に自制を働き掛けることで一致した」、プーチン大統領は「事態は深刻化しており、関係するすべての国に建設的対話を呼びかける」と語った。

   日ロ首脳の会談は17回目だが、北朝鮮問題が主要議題になったのは初めてだ。

ロシア仲介で日朝関係に動き?

   キャスターの菊川怜「ロシアがキーマンとなるのでしょうか」

   北朝鮮が孤立を深める中でロシアは独自の関係を築いてきた。要人の往来は盛んで、来月には万景峰号の定期航路も開かれる予定だ。

   司会の小倉智昭「日ロ会談に北朝鮮はどんな反応を示すのでしょうか」

   共同通信の磐村和哉・元平壌支局長は「北朝鮮はロシアとの関係をときとして中国より重視してきました。ロシアを通じて、日本の意思が何らかの形で北朝鮮に伝わり、北朝鮮もロシアを使った日本へのアプローチを考えるでしょう」と分析する。

中朝関係は冷え込み「核実験強行したら制裁」

   アメリカは「北朝鮮をいつでも攻撃できる」(ハリス太平洋軍司令官)としており、北朝鮮は「侵入するなら、アジアのミサイル盟主国として思い知らせてやる」(国営テレビ)と相変わらずだ。「とくダネ!」放送中には「中国は北朝鮮が核実験をしたら制裁する方針」とロイターの速報も入ってきた。各国間の緊張が続く。