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竹下景子「きしめんはここが一番なの」名古屋駅11番ホーム立ち食い

   <遠くへ行きたい(読売テレビ・日本テレビ系)> 時代劇にも数多く出演している竹下景子さんが、織田信長、豊臣秀吉とゆかりの深い岐阜を旅しました。「わたしは名古屋出身なのに、おとなりの岐阜のことはあまり知りませんでした。きょうは暮らしの中の歴史や焼き物をめぐります」

   旅のスタートは名古屋駅11番ホームでした。なんで駅のホームから? 「名古屋を訪れたら、このきしめんが一番なんです」と竹下さんが入っていったのは、駅そばならぬ駅きしめんの「住よし」でした。「大盛りにして下さい。カツオを。花カツオのひらひらしているのを見ると、ああきしめんだと思いますね」と慣れたものです。

   腹ごしらえをしたら、JR東海道本線で関ヶ原に向かいます。駅から15分も歩けばあの古戦場で、戦国を"体感"するにはここを訪れないわけにはいきません。小高い山々に囲まれた一帯に立った竹下さんは「見晴らしがいいんですね。すべてが目視できて、だからここで対峙して戦ったんですね」と感慨深げです。

秀吉が愛でた多治見「志野焼」

   峠をひとつ越えて伊吹山山麓に古屋集落があります。信長の薬草園があったという村で、代々薬草を商ってきた小寺春樹さんが案内してくれました。「信長の時代に病気がはやったらしいんです。そこで、ポルトガルの宣教師に薬草を植えさせたということです」

   いまでも、山の斜面のあちこちに、ゲンノショウコ、ハッカ、カキドウシといった薬草が自生していました。近くの「かすがモリモリ村」では熊笹茶、よもぎ茶、どくだみ茶など20種類の薬草を購入することができるそうです。

   次に竹下さんが「ここまで来たんだから」と足を延ばしたのはやきものの多治見です。創業160年という器の店「やままつ」をのぞくと、お高そうな志野焼の茶碗や湯飲みが並んでいます。志野焼は秀吉が肩入れしたことで発展し、赤く変化した肌合いを好んだそうです。

   店先には500円と書かれて器が山積みになっていました。「数がそろっていない半端ものなんです」とお客さんが品定めをしていました。お気に入りを探してお土産にするのもいいかもしれません。

   旅の終わりに竹下さん、「信長や秀吉の思いを知ることができました。暮らしの中の歴史を訪ねる旅、みなさんもいかがですか」

   竹下さんの「歴史の痕跡」を探して訪ね歩く旅は、その土地のもう一つの顔を知る旅でもあるようです。(2017年5月21日あさ7時)