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単独犯でなかったマンチェスターの自爆テロ 男女6人と容疑者の家族を拘束、背後に組織か?

   イギリスのマンチェスターのコンサート会場で起きた自爆テロで捜査が進む。イギリスの捜査当局はきのう24日(2017年5月)、新たに男女6人の身柄を拘束したと発表、リビアの当局も実行犯のサルマン・アベディ容疑者(22)の父親(51)と弟(20)を拘束した。当初は単独犯とされていたが、組織的な広がりの様相を見せ始めた。

   リビアからの難民を両親に持つアベディ容疑者は、マンチェスターの大学で経営学を学んでいたが、過激派組織IS(イスラム国)に傾倒して、自宅に引きこもっていたという。その自宅に警察は23日(2017年5月)、ドアを爆破して突入し、アベディ容疑者の兄(23)を拘束した。

イギリスは最高レベルの警戒

   ISは「十字軍への攻撃」と犯行声明を出し、イギリスのメイ首相は警戒を最高レベルに引き上げた。公共放送BBCは「アベディ容疑者はべつの者が作った爆弾の運び屋だった可能性がある。首謀者はほかにいるのではないか」と報じた。

   司会の小倉智昭「このままではテロが激化することも考えられます。過激な連中がおいつめられて、ちらばった先で人の集まるところがやられる恐怖がある」

   キャスターの菊川怜「イベントの客足が遠のいたりすると、なんとなく暗いムードになります」