「これまで非正規雇用だった人たちに大事件」(番組ナレーション)だそうだ。
9月の有効求人倍率が高度成長期並みの1.52倍、正社員の求人も過去最高の1.02倍という空前の超売手市場で人材を確保しようと、大手企業を中心に非正規雇用を正社員化する動きが続々と広がっているという。
「脱・非正規のチャンス!?」(番組キャプション)
「正社員化は全体に広がっているが、ふたつに別れている。銀行、マスコミ、メーカーなど採用がしやすい業界では動きが少ない。反対に、離職率が高く、人手不足が続いている業界、流通、サービス、小売などは正社員にして囲い込んでいこうという動きがあります」(採用コンサルタントの谷出正直さん)
ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは1万人、高島屋は3200人を正社員化したそうだ。大手クレジット会社のクレディセゾンもパートや契約社員2200人全員を、正社員にしたという。正社員になれば、ボーナスが支給される上、福利厚生も充実。昇進、昇格の道も開かれるそうだ。
「雇用の期間がなく働けるので、不安が減った」(正社員になった女性)
「願ってもみなかったことなので非常にうれしい」(正社員になった男性)
さらに、これまで企業が注目していなかった人材を積極的に採用する動きも広がっているという。
「元ヤンキーにも注目!?」(番組キャプション)
就職希望者向けの研修を行うハッシャダイでは、地方出身の元暴走族らを集めた「ヤンキーインターン」を開催。半年間の泊まり込み研修で、とくに不足しているという営業人材の育成に力を入れているという。研修生には意欲が高く、肝が据わった若者が多いといい、この1年間で100人以上採用されているそうだ。
最近は研修生向けの採用説明会を開かせてほしいとの企業からの申し込みが相次いでおり、週に10~20件の問い合わせがあるという。