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「隠れインフルエンザ」が怖い 風邪と区別がつきにくいB型が猛威をふるっている

   流行が例年より早い今年のインフルエンザ。昨年(2017年)は新年の4週目の201万人がピークだったが、今年は2週目で171万人(昨年は99万人)だから、さらに~という状況。おまけに一見風邪と見紛う「隠れインフルエンザ」があるという。要注意だ。

   インフルエンザ警報というのがある。保健所で週に30人以上の新規の発症者が出た場合に出されるのだが、17日(2018年1月)現在38都道府県。前週より12都県が増えた。15日~18日には高齢者が5人死亡した。

微熱で本人が気づかないうちに肺炎に

   「隠れインフル」とは、感染しているのに平熱や微熱で、本人が気づかないもの。高齢者だと、肺炎を併発して死にいたる可能性が高く、また気づかずに感染させる可能性も高い。

   典型的な例。34歳の女性。熱が38度で、せき、関節痛、食欲不振。以前インフルA型にかかったことがあり、それより症状が軽かったから、風邪だと思った。そこで市販の風邪薬を飲んだ。熱は下がったがせきなどが収まらない。2日後医者に行ったら、インフルB型だった。この間、会社にも行っていた。

玉川徹「宇賀さん、それだったんでしょ」

宇賀なつみ「かもしれない。正月三が日に具合が悪くて。体温は36度台で、普通の風邪と思ったけど、大晦日の忘年会で、私以外の3人がインフルになったと、後から聞いた」

そこで医師の大谷義夫さん。「36.3度で陽性だった人もいます」

風邪薬で熱を下げるから分かりにくい

   大谷さんは、ワクチンや風邪薬は、熱を上らなくさせるから、より分かりにくくしているのだという。さらに、B型の流行も加わる。B型の特徴は、下痢、腹痛など消化器系の不調。熱が上がらないこともある。例年2?3月に流行するが、今期は昨年12月から始まっていた。

   注意点は、高齢者は免疫力が低下しているので高熱になりにくいこと。65歳以上では発熱しても38度以下が多い。ワクチンの接種を受けた人。大谷さんは、「ワクチンは発症率を下げるが、発症はある。症状は軽くなるが」という。そして、風邪薬を飲む人。解熱剤は日に3回以上飲むと、インフルの熱を抑えてしまうのだそうだ。

羽鳥「意識の高い人が多いのかも」

大谷さん「熱を下げても治るわけじゃありませんから、必要に応じて、今日はどうしても人に会うというような時に、服用してください」

   では、どうやって見分けるか。関節痛、筋肉痛、倦怠感だそうだが、これの自己診断は難しい。

菅野朋子「風邪の時、すごく筋肉痛があったことがある。インフルだったのかも」

玉川「隠れインフル」

羽鳥「私一度もかかったことない、という人がいるけど、もしかしたら、毎年隠れインフルかも」(笑)

   宇賀「私も、痛かったかも」(爆笑)

   2人の間に座っていた青木理が「勘弁してよ」(笑)

   なんか、ややこしいことになってきた。