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除雪で消火手間取る!11人死亡の札幌・高齢者施設―木造で火の回り早く

   31日(2018年1月)午後11時半過ぎ、札幌市東区の自立支援施設「そしあるハイム」から出火し、逃げ遅れた高齢者ら11人が死亡した。生活保護者を支援する団体が元旅館だった建物を借り受け、生活保護者らが新たな入居先が見つかるまで一時的に身を寄せる施設として利用していた。16人が入居していた。

火災報知機はあったのか

   古い木造の建物で火の回りが早かったのと、建物の周囲に積もった雪を除雪しながらの消火作業だったため手間取り全焼した。コメンテーターの国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンは、「火災報知器などの準備がされていたのか、日頃の訓練とかがこれから注目されると思う」と話している。

   こうした高齢者が入居する施設の火災は、2015年5月に川崎市の簡易宿泊所でも起きており、11人が死亡し17人が重軽傷を負っている。北海道警と消防当局は出火原因や施設の管理体制などを調べている。