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自衛隊のヘリが民家に墜落、乗員1人死亡、民家の少女がケガ 「空飛ぶ戦車」に何が起こった?

   きのう5日(2018年2月)午後4時40分ごろ、自衛隊のヘリコプターが佐賀県神埼市の民家に墜落、炎上し乗員2人のうち高山啓希1曹(26)が死亡、斉藤謙一2佐(43)はなお捜索中だ。民家にいた小学5年生の女の子(11)が軽いけがをした。

「弾に当たっても平気で飛んで帰ってくる世界最強ヘリです」

   目撃者した人によると「プロペラの1枚が外れて、機首を下にしてクルクルと回転しながら落ちていった」という。元陸上自衛隊・陸将の山口昇さんは「弾に当たっても平気で飛んで帰ってくるヘリですから、よっぽどのことがないと墜落しない」と話す。

   このヘリは陸上自衛隊目達原駐屯地所属の「AH -64 D攻撃ヘリコプター」で、全長18メートル、2人乗りで、「世界最強」「空飛ぶ戦車」といわれている。自衛隊は2005年から13機を購入しているが、1機50億円だ。この日は駐屯地で整備を終えたあと点検飛行していた。

   司会の加藤浩次「原因究明になりますが、プロペラの1枚が外れたという情報があります。また現場周辺には部品もあります」

   スタジオに出演した航空・軍事評論家の青木謙知さんは「一番可能性があるのは、回転する部分(メインローター)の1枚、もしくは複数が外れてしまったのではないか」と指摘する。

   加藤「今回は整備をして、試験的に飛行をしていたんですよね。整備はどうだったのか」

   青木氏「もちろん、ちゃんとやっていたと思いますが、さらに別の人がきちんと検査していたか、漏れがなかったのかどうか、こういったものが焦点になると思います」