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平昌五輪ドーピング陽性「斎藤慧選手」うっかり服用か、誰かに盛られたか?

   平昌オリンピックで日本人選手にドーピング検査の陽性が出た。きのう13日(2018年2月)、現地で日本代表選手団の斎藤泰雄団長が発表した。スピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧選手(21)で、暫定的に出場停止措置となった。

   検出されたのはアセタゾラミドで、東京都薬剤師会の高橋正夫理事によると「緑内障や高山病などの治療に使われる薬で、医師の処方箋が必要です。利尿作用があるため、他の禁止薬物を排出したり、体重を落としたりする目的で使われることがあります」という。

   斎藤選手は「自らの意思で何らかの薬物を接種したという事実はありません。偶発的に起きた出来事により、禁止薬物が無自覚のまま口に入ってしまったものだとしか考えられません」とコメントしている。1月29日(2018年)に長野での合宿中にドーピング検査があったが、この時は何もなかった。しかし、2月4日に韓国に到着し、選手村で抜き打ち検査があり陽性が出た。

利尿作用で禁止薬物排出したり減量

司会の加藤浩次「斎藤選手は身に覚えがないといっていますが」

   日本アンチ・ドーピング機構のアスリート委員である松田丈志(競泳元日本代表)は「斎藤選手を信じれば、知らずにうっかりしたか、以前にあったカヌーの事件のように、第三者から故意に摂取されてしまったという可能性もあります」といいながら、次のように語る。

「アセタゾラミドを使う選手は、禁止薬物を使用している者がこれを尿で出して隠蔽させるために飲むか、もしくは柔道やレスリングのような階級制度で、減量しやすくするためのものです。
   斎藤選手は29日に陰性だったのに、わざわざ五輪が始まる時期にアセタゾラミドを取るメリットがありません。それに、この薬は日本の市販薬に入っていません。病院で処方される以外もらえないので、うっかり飲むこともないんです」

加藤「今後どうなりますか」

松田「身の潔白を晴らすために、裁判になるではと思われます」

一ツ石