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伊調馨、栄和人ら聴取で幕引きか「パワハラ騒動」最終報告急がせるレス協会

   女子レスリングの伊調馨選手(33)が日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワハラを受けていたと告発された問題で、レスリング協会はきのう6日(2018年3月)、倫理委員会を開き、関係者への聞き取りについて第三者の弁護士に委託することを決めた。

   対象となるのは伊調選手、栄強化本部長、伊調選手を指導していたコーチらで、聞き取り調査の結果を倫理委員会がとりまとめ、レスリング協会に報告することになった。聞き取りは2~3週間で終わらせる予定だ。

   これについて告発状を提出した貞友義典弁護士は「ヒアリングを第三者がやるというが、最終判断は倫理委員会でやりますと聞こえるので、そうであれば非常に問題があると思います」と中立性を懸念する。

背後に内部抗争

   司会の加藤浩次が「この問題をどう思いますか」とスタジオに出演した拓殖大学レスリング部監督の須藤元気さんに聞いた。「根本的にはキャラクターの問題だと思います。栄監督は純粋で無邪気で、好き嫌いがはっきりしているので、敵を作ることもあります。レスリング協会の内部抗争的なところがあるかもしれません。こういうことは、早く終わらせることが重要です」

   宮崎哲弥(評論家)「迅速な解決は必要ですが、不満を抑えつけるような形で解決すると、また噴出してきます。全体で納得できることが一番望ましいと思います。ヒアリングは公開すべきですね」

   最後に須藤が一言。「伊調さんは練習ができてないといわれていますが、是非、うちのレスリング部に来てください」