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沖縄ではしかが大流行 台湾から感染者が観光に来て広める GWには要注意

   ゴールデンウィークを前に、沖縄県で「はしか」が流行している。他の地域でも感染が拡大する恐れが出ている。

   笠井信輔アナ「はしかは、とにかく感染力が非常に強いのが特徴で、妊婦さんやワクチンを打ってない1歳未満の赤ちゃんは本当に気をつけないといけません」

ほかの患者が大阪、名古屋、成田に移動、全国に広がる恐れ

   沖縄県の調べによると、きのう16日(2018年4月)時点の感染者は52人。中には1歳未満の赤ちゃんもいる。患者発生状況は、最高の「レベル3」だという。厚生労働省によると、はしかは予防接種が普及し国内では「排除状態」だが、外国人旅行者らが持ち込むケースがある。今回も、はしかに感染した台湾の30代男性が3月中旬、沖縄観光に訪れたことで感染が広がった。

   さらに、男性が搭乗したタイガーエア台湾の客室乗務員がその後、大阪や成田と台湾を行き来したことで、感染が広まった可能性があるという。

山崎夕貴アナ「(客室乗務員は)発疹が出ているのにもかかわらず、業務を行っております」

   また、沖縄旅行中に感染した埼玉県の高校生が7日(2018年4月)、実家のある名古屋まで新幹線などの鉄道で移動したことがわかっている。

   はしかは38度前後の発熱が出て、全身に発疹が現れ、口の粘膜に白い斑点ができる。感染力が極めて強いため重症化する場合もある。沖縄に滞在し、発熱などの症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡したうえで受診するよう厚労省が注意を呼びかけている。