NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に登場する、中部地方の山間部に伝わる郷土料理「五平餅(ごへいもち」」がインターネット上で大人気になっている。
五平餅は炊いたうるち米をつぶし、タレをつけて串焼きにしたもの。ダンゴ型や小判型、わらじ型、俵型など、地域によってさまざまな形がある。タレも醤油や味噌をベースに、ゴマやクルミ、エゴマなどを合わせて作り、多種多様だ。
ドラマでは、永野芽郁(18)がヒロインを務める楡野鈴愛(にれの・すずめ)の実家「つくし食堂」でも出されるなど、劇中に何度か登場してきた。4月28日(2018年)の24話で、少女漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のトークショーに、鈴愛が五平餅を差し入れとして秋風に手渡した。すると、秋風が五平餅をほおばり、「うんま!(うまい)」とビックリ、「少女を探してきたまえ。これをくれた少女だ」とマネジャーに指示をした。
今回、トヨエツが「うんま!」とおいしそうに食べたことから五平餅ブームに一気に火がついた形だ。インターネットの掲示板では、こんな声が相次いだ。
「『五平餅?』『五平餅...』って、(トークショーの)会場がざわつくところが良かった」
「浅草の五平餅を食べてみた。今まで一番甘いかな」
「いま『五平餅巡礼』の需要が人類史上最高になっている!気がする!」
「五平餅のタレは地域によって異なります。私はクルミ味噌系で育ちましたが、嫁に来てからはもっぱらエゴマ味噌です。どちらも美味しい」
「五平餅はご飯つぶしてあるから、串団子と違ってペロッと何本も食べられないよ。秋風先生、五平餅好き過ぎだよ」
(テレビウォッチ編集部)