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殺人竹が崖から降ってくる!竹林所有者は「年金暮しで伐採するお金ない」

   福岡市西区で崖上の竹林から長さ5、6メートルの鋭い竹が降って下の住宅を襲う。「3年近くで100本も・・・。危なくてもう殺人です」と住民は嘆くが、所有者は年金だけが頼りの1人暮らしで、伐採も防護工事もできず、買い手もいない。

   竹林は山の一部の300平方メートルほどで、田中良幸リポーターが行ってみると、大きく曲がった竹が生い茂っていた。1本をスタジオに借りてきたが、持つと大きくしなる長さと太さだ。

福岡市「使い道ない竹伐採に税金使えない」

   所有者は1970年ごろに亡くなった夫から相続し、2001年には367万円を借金して崖崩れ防止壁をつくったが、「今は月12万円の年金だけで、足が不自由だから自分で伐採もできない。捕まってもいい。刑務所に入る覚悟はできている」と話す。

   福岡市は使い道の決まっていない竹の伐採や竹林の購入に「市民の税金を使うのはむずかしい」という。相続放棄も全資産が原則で、土地だけの放棄はできない。

司会の小倉智昭「住民も所有者も被害者みたいな状態ですよね。税金でやるわけにはいかないとはいっても、何か考えないと」

デープ・スペクター(テレビプロデューサー)「空き家問題と同じで、行政がやるしかないのではないでしょうか」