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日大第3者委も内田前監督らを断罪 しかし後任監督の公募は出来レースか?

   6月29日(2018年)、アメフト部の悪質タックル問題で、日大の第3者委員会が会見を開いた。内田正人前監督や井上奨元コーチによる「危険タックルの指示はあった」「相手選手への傷害の意図があった」と認め、中間報告は事実上の「有罪判決」の場となった。

OBと職員が学生の口封じをしていた新事実も

   さらに明らかになったのが、問題発覚直後、日大職員や日大関係者が2度にわたって選手らに不当に介入し、口封じをしていたということだ。

   番組は口封じをした人物を調べた。まず、関西学院大学側が日大に抗議文を送った4日後の5月14日、コーチ、あるいはコーチになりたいOBが「タックルが故意に行われたものだと分かれば、バッシングを受けることになるよ」と選手たちにくぎを刺した。そして16日には内田前監督がトップだった、本部の保健体育事務局の職員が「内田氏の指示について話さないように」と発言したことが分かっている。

   日大では6月19日から新しい監督とコーチを公募しており、日大によるとわずか10日間に69人が応募したというが、ここでも不穏な動きがある。公募はパフォーマンスの可能性があるというのだ。

   スポーツジャーナリストの小林信也氏によると、日大アメフト部の実力者らが5月くらいにハワイに行って人選をしていた。小林氏は「公募をした段階で準備ができていたのでは?」と話している。また、日大アメフト部OBは「6月10日ごろにハワイ出身のアメリカ人に決まったと聞いた」と話している。

   橋口いくよ(作家)「悲しいのが、まあやりそうなことだよね...って思えてしまうこと。どういう風にこの事件は終わるのでしょうか」

   司会の小倉智昭「この人ありきで動いているってことですよね」

   古市憲寿(社会学者)「大学では教員を選ぶ時に出来レースがよくある。でも、これだけ注目されている人事で出来レースって分かってしまったらまた批判を浴びそうです」

   ピノコ