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大学に巣食う『尊師』たち!早稲田ワセオケ顧問に現ナマ1000万円!「お金頂戴といえばくれるんだよ」

   オウムの死刑囚はみな死刑執行された。自らもサリンで襲撃されたことのある滝本太郎弁護士はブログに、「オウム事件では、本来、松本死刑囚一人の死刑だけで必要十分だった。他の12人は、私を殺そうとした人を含めて手足にされていたのだから、手足を死刑にしてどうするんだ」と書いた。難しい問題だが、もっと議論してもよかったとは思う。

   麻原は死んでも、世に「尊師」の種は尽きまじである。その一人は、週刊文春が追及している早稲田大学の名門交響楽団、通称ワセオケを率いる田中雅彦永久名誉顧問(83)。不透明な金銭問題があるというのだ。

   ワセオケは100年余りの歴史を誇り、小澤征爾やカラヤンが指揮したこともある。田中氏はそうした人脈を駆使し、3年に1度の欧州を巡る演奏旅行が名物で、それに参加したくてワセオケに入る学生もいるという。

   この参加費が高いのである。ツアー費用が約170万円で、参加者全員を合わせると3億円にもなるそうだ。団員は年間約30万円の団費を払い、そのうえ参加費を捻出するため、ローンを組んで社会人になっても返済を続ける卒業生もいるというのである。

   それとは別なのであろう。ワセオケは田中氏に業務委託費として1年間で1000万円を払っているという。それも現金手渡しが慣例だそうだ。16年6月、田中氏から「がん治療のため1300万円を前払いしてほしい」という要求があった。反発した幹部学生たちが田中氏と話し合いをもったが、その席で田中氏が「俺に対して、そういう口答えするということ自体が、君たちがいかに病んでいるかってことだ。病気直してからこい!」「ツアーは全部キャンセルする」などの威圧的な発言をしたというのである。

   結局、ツアーに行きたい下級生との板挟みになり、幹部学生たちは田中氏に謝罪した。そのほかにもお気に入りの女子学生に対する露骨な優遇などがあるそうだ。

   週刊文春が直撃すると、そのいい草がいい。

   <――先生が手渡しを要求?

   「それは学生の都合。ただ私が『お金頂戴』っていえば、手の上に乗っけてくれるということだってある」

   ――税務署が来ても「先生には一円も払ってない」と言えと?

   「記憶すらないよ。それは子どもが捏造したんだよ」>

   彼も「嘘つきは安倍の始まり」症候群に罹っているようである。

   早大広報室は、日常の指導委託費として1500万円は「適切とは言い難いと判断。同氏(田中氏=筆者注)への業務委託契約を終了するよう勧告した」と答えている。

   次は日大の「尊師」、田中英寿理事長である。週刊文春によれば、アメフト部の事件後、教職員組合から大学側に「解体的出直し」を求める要望書が出たが、そこに賛同し署名している教授たちへの報復人事が始まっているというのである。

   一方で田中氏は<「文科省に恭順の意を示すため、私学事業団を通じた年間九十億円を超える補助金の返上計画まで文科省側に打診してきているそうです。そこまでしても理事長の座を死守したいのです」(文科省関係者)>

   こちらも尊師の座から引きずり降ろされるのは時間の問題のようだ。

水脈ならぬ命脈絶たれたLGBT差別暴論・杉田議員!擁護する自民党にあきれた

   杉田水脈(みお)という自民党議員の発言を巡って騒ぎになっている。新潮45(8月号)に杉田は「LGBT支援の度が過ぎる」という一文を寄せた。その中で、<LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり「生産性」がないのです>と書いたのである。

   このような考え方をする人間が議員であることに驚き、呆れるが、こんな輩に賛同する自民党議員がいるというのだから、この政党も腐りきったものだ。週刊文春によると、この女を自民党公認にしたのは安倍首相だという。類は友を呼ぶということだろう。

   この杉田議員、私を殺すという脅迫メールがゲイから来たと、大慌てで警察に駆け込むのである。われは覚悟をもって発言したのと違うのか。それなら初めからバカはいわんこっちゃ。議員としての水脈、ならぬ命脈が断たれたこと、間違いない。

   こちらもあまり出来がよくないカップルのお話。「ZOZOTOWN」というネット服屋の前澤友作社長(42)と剛力彩芽(25)というタレントが、付き合っているそうだ。それだけならどうという話ではないが、前澤社長は金に飽かしてフェラーリやプライベートジェット、200億円を超えるアートの収集と、成り金丸出しのカネを使い方をし、剛力の方も前澤とのおカネジャブジャブデートの模様を、自分のインスタグラムに上げてきた。

   きっかけは2人がロシアW杯に行って、剛力がインスタに「凄いところにいる。夢みたい」と投稿したことだった。ネットで罵詈雑言が剛力に向けられただけでなく、明石家さんまや岡村隆史、松本人志らも、2人をいじりまくったおかげで、剛力はインスタを閉鎖してしまったのである。

   資産を発表したり球団を買いたいといってみたりと、一時的な成功に現を抜かす成り金男と世間を知らない子どもタレントの恋のままごとごっこである。話題にするだけアホらしい。

   恋といえば、小室圭と眞子さんの恋の行方はどうなるのか。週刊文春は、フォーダム大がホームページに「小室のフィアンセ」と書いたことに宮内庁が怒り、削除せよと申し入れたが、それでも怒りが収まらず、「小室と眞子は2017年9月に結婚するつもりだと発表した」との文言がHPに残っていたことに、<「宮内庁としては我慢ならなかったのでしょう。外務省から訓令を発し、在ニューヨーク日本総領事館を通じて、小室さんと眞子さまを関連づける発表文をHPから全面的に削除するよう、同大学にさらなる申し入れをしたそうです」(宮内庁関係者)>

   "異常"とも思える執念深さである。前途多難に見える2人だが、小室圭の母親の金銭トラブルを最初に報じた週刊女性が、この恋は順調だという特集を組んでいる。冒頭、2人の実情を知る宮内庁関係者はこう語る。

   <「再来年以降に結婚延期になったものの、現在もおふたりのご結婚の予定は何ら変わっておりません。

   今回、突然発表された小室さんの3年間にわたるアメリカ留学でさえ、"既定路線"だったようなのです......」>

   これを読む限り、ニューヨーク留学計画に対して、眞子さんの同意、了解があったのは間違いないようである。ロースクールの「LDコース」に入学するには、まず「LSAT」という適性試験を受けて一定のスコアを取らなければならない。さらに圭さんは、奨学金取得のために必要な申請書と先の自己PR文書を提出しなければならないが、その期限は今年の2月1日だったのである。

   宮内庁が2人の結婚延期を発表したのは2月6日だから、圭さんはその前に留学するための手続きをすべて終えていたということになる。

   <「小室さんが今夏から留学することは最初から"既定路線"だったのでしょう。延期がなければ留学中に一時帰国をして、今年11月に帝国ホテルで結婚式を挙げる予定だったのだと思います。

   その際には、1億数千万円にのぼる一時金を持参し、国際弁護士を目指しながら眞子さまと一緒に米国で生活することも考えていたのでしょうね。

   現段階でも"結婚"する予定は変わらず、2年後に小室さんが一時帰国して式を挙げるのだと考えられます」(宮内庁関係者)>

うどん屋になった暴力団元幹部「いまでも銀行口座作れない」暴排条例の運用緩和に期待

   山口組の動きが激しいようだ。週刊新潮によると、本家・山口組六代目司忍組長が、離脱者の受け入れを認めるのは8月いっぱいだと通達したというのだ。そのため、本家へ戻るのか、最後にひと暴れと考えるのか、出ていった組員たちは決断を迫られているそうである。

   そんな中で、組を抜けてうどん屋になった元暴力団の話がアサヒ芸能に載っている。福岡県北九州市の広域指定暴力団「工藤會」の元専務理事で、3年前に會を離脱した中本隆氏(52)である。

   2度も刑務所に入り、バリバリの幹部だった中本氏は、逮捕されて拘留中だった時、一般市民を狙う事件を會が起こしていたことを知り、脱退を決意する。16年に出所して、一時ベトナムのバーで働いて、戻って来て知人からうどんの作り方を教えてもらって、うどん屋を始めた。

   周囲の偏見を取り除くために、開店前に向こう三軒を清掃したり、街の行事に参加したりした。今でも夜は営業しないという。<「酒があると、そこで揉め事がないとは言い切れんでしょ。絡まれることもあるかもしれん。そこで騒動を起こしたら、やっぱり元暴の店やと言われる」(中本氏)>

   だが、暴力団排除条例にはこうある。暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者は、銀行口座も作れないし火災保険にも入れない。<「真面目にやっている者に対しては、ある程度の緩和は必要じゃないかと思います。銀行口座が作れないなら、就職後の給与はどうするんでしょうか。そこは政府もちゃんと取り組んでほしいです」(同)>

   これからも増え続ける元暴力団員を社会がどう受け入れていくのか。杓子定規なやり方では、彼らを元の世界や、より凶悪な犯罪者へと追い込むことになるのではないか。

「コンビニ100円生ビール」中止の苦しい事情―未成年、飲酒運転チェックできない

   週刊ポストで、94歳になる外山滋比古氏が「貯蓄ばかりじゃなくて投資に挑戦しないと!」と、挑発している。外山の「思考の整理学」は超ロングセラー、累計225万部だという。さぞかしおカネの使い道に困っているから、投資でもというのかと思ったら、彼は65年ほど前から投資を始め、現在でも90銘柄の株を持っているという。

   彼の株に対する考え方は、「株は売買するものではなく、インフレ対策の貯蓄」だそうである。定年後はじっくりシミュレーションを重ねることが大事だと説く。新聞の株式欄をチエックして、これだと思った株を買ったつもりで3か月、長くて1年、その銘柄を買ったら得したのか損をしたのかを見る。そうした練習を重ねてから、株を買うといいという。

   ちなみに、外山氏がもっている株は、日産、トヨタ、NTTドコモなど優良株だそうである。頭の体操としてはいいかもしれないが、さほど値上がりの期待できない株を買って、10年も塩漬けにしておくほどの余裕は、こちとらにはない。

   外山先生、3万円程の投資で300万円になるようないい銘柄を教えておくんなさい。すぐに買いますから。

   同じ週刊ポスト。セブン-イレブンがキリンHDと提携して始めようとしていた「コンビニで生ビール100円」というビジネスが、販売開始を予定していた7月17日の朝になって突如、試験販売が中止された原因を探っている。

   たしかに、コンビニでコーヒーと同じ100円で生ビールが飲めるというのは、ノンベエには朗報ではある。4時か5時から始まる「ハッピーアワー」を待っていなくても、いつでも飲め、しかもつまみはいくらでもあるとなれば、かなりの売り上げが期待できると踏んだのは間違いない。

   ただ、調達・購買業務コンサルタントの坂口孝則氏がいうように、未成年飲酒や飲酒運転のリスクが増える。クルマで来ているかどうかもチエックできないから、コンビニで飲んだ人間が事故を起こしたら、コンビニの責任にもなるなど、リスクが大きすぎる。

   そうしたことをクリアできるのかどうか。私は難しいと思う。コーヒーと同じ感覚でビールを売るというのは、セブンやキリンの売り上げに陰りが出ているからではないか。やるのなら、コンビニ横の別スペースに「角打ち」をつくる。安く、手軽に楽しめる「千ベロ」は人気になるはずだ。

大相撲は死んだ!ガチンコ力士とやりやがらない横綱・大関たち

   大相撲名古屋場所は関脇・御嶽海(25)=出羽海部屋=が初優勝した。ただ、横綱も新大関の栃ノ心も休場して、盛り上がりに欠けた場所であった。

   稀勢の里はもともと期待していなかったからいいが、白鵬や鶴竜の突然の休場は不可解であった。白鵬などは、3日目に琴奨菊をすくい投げで倒して「調子がいい」といっていたのに、4日目からいきなり休場。

   鶴竜も2日連続で金星を進呈して、いきなりの休場。週刊ポストは、白鵬は20年の東京オリンピックまでやるために、ガチンコ力士とやりたくないので「回避した」。鶴竜も、これ以上黒星を重ねると力士生命が短くなるとの「打算」が働いたのではないかと見ている。

   いくら横綱といえども、そんな理由でしょっちゅう休場していたのでは、大相撲の看板が泣く。こうした連中のやりたい放題に対して、親方連中もものをいえない。こんな大相撲など死んだも同然だと週刊ポストはいうが、私もまったく同感である。