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夫が飼育するカブトムシを逃がした妻からの相談メール 大の虫嫌いの二宮和也がカブトムシのおしっこにまで心配する共感力がスゴイ

   「BayStorm」(2018年8月5日夜10時~・bayFM) 嵐・二宮和也がパーソナリティーを務める冠ラジオ番組。二宮にとっては、想像することさえおぞましいシチュエーションのリスナーメールが届いた。自宅玄関で毎年10匹以上のカブトムシを飼育する夫を持つ妻からのものだ。「場所も取るし、おしっこくさいなと思っていた矢先、夫の飼育箱のふたの閉め忘れによって6匹が逃走。2匹は見つかったが、1匹は翌朝、トイレの前にひっくり返っており、寝起きで心臓が止まるかと。あと3匹がどこにいるかと思うと夜もおちおち眠れません」と報告。

「子供が出来て、セミ捕りたいって言ったら、僕の子かって疑う」

   メールを読み上げた二宮は開口一番、「怖! あー、もう絶対無理っすね。絶対的に無理です」と白旗を掲げた。続けて「もし、仮にね? 子供が出来て、カブトムシ、セミ、捕りたいって言ったら、僕は疑います、僕の子か、って(笑)」と続けた。自分の子かどうか疑うとまで言い切ったのも当然、二宮は大の虫嫌い。超がつくほど虫が怖い。そこで、「俺はそんな子供ではなかった」と虫取り経験皆無の自分のDNAを我が子なら受け継いでいるに違いないとして、「疑いますね、俺の子かって?」と疑惑の目を再度向けたのだった。「(もし自分の子どもが)カブトムシが好きだとか、セミが好きだとかって言い出したら、『ゲームしなさい、そんなの体に悪いから』って」と即時に却下。世間の親とは真逆の反応を示し、虫取りを勧めず、ゲームを推奨すると宣言した。

   カブトムシのピカピカと黒光りする立派なボディーも、ゴキブリのテカテカ光る茶羽根も同じに気色悪いのだろう。当然わざわざ虫を飼育する気持ちも二宮の想像の範疇を超える。そのため、「カブトムシどうですか、楽しいの? 次の朝トイレで1匹ひっくり返っても? 全然平気なんだ。へー、なぜ? 害がないから?」と不思議がる。

「おしっこって共通? カブトムシと人間と同じってことだね?」

   二宮の心配は続き、次第に暴走していく。「実害出てるじゃないですか。びっくりしたってことが起こるんです。それでおしっこ漏れちゃったらどうするんですか。二次被害、それがなければトイレでおしっこできたんだもん。あと3匹いなくなってどこにいるかわかんないんだよ? ほら、どうすんの。マジでどうする? 困るよ」自宅に残り3匹が潜んでいる恐怖を我がことのように感じながら話を続ける。最後は「でも(カブトムシを飼っている玄関は)おしっこくさいんすね。おしっこって共通なんすね。(カブトムシと)人間と同じってことだね? 食ってるもの違うのに。シンパシーは感じないけどそれは不思議だよね」とまとめたのだった。

   二宮のトークはストレートだが 、落としどころがユニーク。カブトムシが逃げただけの極めて単純な話をおしっこ話までつなげて共感度たっぷりの二宮ワールドを築いていく。ただ嫌いなだけなら話をするのもイヤなはずだが、興味と好奇心はフル稼働。たぐいまれな観察力も総動員してリスナーを翻弄する。

   二宮は8月19日放送の「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)にゲスト出演する。TOKIOの国分太一と猛暑の中、都内の森でカブトムシ捕獲の旅を繰り広げる。触るのNGな二宮だが、仕事となると別。さすがのプロ根性を見せてくれそうだ。

   知央