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「24時間テレビ」の「カッコよくフェンスを越えやがれ」 もっともカッコよく越えてみせた嵐メンバーは?

   「嵐にしやがれ 24時間テレビ生スペシャル」(2018年8月25日・日本テレビ系) 今回は「24時間テレビ41『愛は地球を救う』」内での生放送。MJこと嵐・松本潤が、ただひたすらカッコいいを追求していく企画「THIS IS MJ」も「THIS IS 生MJ」として放送。

   ミッションは、「カッコよくフェンスを越えやがれ」で、いかにカッコよく金網(フェンス)を駆け上がり、木の柵を越えて、出川哲朗に捕まっている吉田沙保里ら女性ゲストを助けられるかというもの。挑戦者は中島健人(Sexy Zone)、織田信成、間宮祥太朗、風間俊介の4人。迎え撃つ松本は、いつになく弱気。MCを務める二宮和也に話を振られて「自信ですか? 正直ないすよ。『24時間テレビ』の『生MJ』さ、1回もうまくいってないんだよ」とその理由を明かす。

   相葉雅紀が「自信ないMJなんて見たくない」と激励されても、アゲアゲとはならず。「本当に今日勝ったら続けたいと思いますけど、今日負けたら卒業します」とがけっぷちの挑戦であることを明かす。慌てた二宮、「それはダメです。卒業したい発言に聞こえます」と即座に却下。松本の悲壮な覚悟が伝わる。

失敗をなかったことにしての松本の強引な優勝

   そんなダメダメ先輩の姿に発奮したのが、中島。相葉に「ケンティー(中島の愛称)、カッコいいね!」と声をかけられると「今日限りで『THIS IS SEXY!』」とコーナー乗っ取りを宣言したのだ。櫻井翔に「あんたの名前SEXYじゃないでしょ」とツッコまれても、知らん顔。「やっぱり沙保里を助けたいんで。俺にはそれしかないかなって思います」の勝つ気満々発言に、櫻井が「ケンティー、いいコメントくれてSEXYサンキュー」と褒めちぎると、中島は「SEXYサンキュー、too」と返す。まるでキザで自信家の松本のお株を奪わんかの勢いだ。

   二宮の紹介で何の肩書もなし、「相葉くんの友達」とアナウンスされたことで不満をぶつけたのが、風間。「この空気で感じましたよ。みんなが、私のことを咬ませ犬だと思っているということを。今日はそうじゃないと。咬ませ犬じゃないことをバシッと見せていきますよ」とガチで取り組むことを宣言。織田は「THIS IS MJ」コーナーで対戦し、松本に勝利した手ごわい相手。「運動神経いいんすよ、やっぱ」と、どこまでも卑屈な松本。大穴の予感が。

   最初の挑戦者中島は、アクション前の能書きは堂に入っていたが、左右のフェンス蹴りが不十分で頭からマットに落下してしまう。見た目ほど運動神経はよくないらしい。風間に「飛ぶ前と飛んだ後のギャップがすごい」と嫌みなコメントを頂戴した。織田はフィギュアスケートばりの1回転を入れようとして、手前の柵に激突、失敗。「日曜ドラマゼロ一攫千金ゲーム」の収録後にかけつけた間宮は、番組告知をたっぷり入れて、トライ。うまくフェンスは越えたが、柵に長い足が引っかかり失敗。風間も出演中のドラマ「サバイバル・ウェディング」を挑戦前にきっちり告知する余裕を見せたが、フェンスで滑ったのが尾を引き、柵をよじのぼったのはいいが、とてもカッコいいとは言えない代物に。

   ライバルの相次ぐ自滅にほくそえんだのが、松本。「結果、みんなちょっとずつミスしてますから」とニヤリ。「お待たせしました。ノーミスの時間です」とついに勝利宣言が飛び出した。挑戦直前に「俺が一番カッコいいところを見せてやる」と大見得まで切った。にもかかわらず、フェンスをほとんど登れずに終わるという事態に。そのままスタート地点まで引き返してしまう。

   まさかの大失敗に嵐メンバーも挑戦者も目がテン。騒然とした雰囲気に。「今のはなんだ?練習だ、練習ですよね?」と二宮、まさかのなかったことにしようという作戦に出る。自分でも事態が呑み込めず動転しているのがありありの松本、すぐには答えられず。ようやく気を取り直し、「練習だよ」と主張し、再チャレンジ。きれいにフェンスを飛び越えて完璧な着地を見せ、成功した。「あまちゃん、僕頑張ったよ」と語りかける松本に、助けを求めたあまちゃんもにっこり。二宮は「(1回目の時は)ちょうど全国民が目をつぶってました」とフォロー。松本は生放送初の成功であることに感無量の様子。

   結局最もカッコいい男には、松本が選ばれた。負けた風間が晴れ晴れとした笑顔で「完敗ですね。きれいに飛んで、足さばきも素晴らしかったんで、さすがMJだなと思いました」とエールをおくった。失敗をなかったことにしての松本の強引な優勝。バラエティー番組にはアリな展開とはいえ、ズルはズルだよねえ。

   知央