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ノーベル賞の本庶佑さんは悪ガキの秀才だった 野口英世に惹かれ医師の道に

   1日(2018年10月)にノーベル生理学医学賞を受賞した京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授は、一番やりたいのは「エージシュートです」と答えた。エージシュートとはゴルフで年齢以下のスコアで回ること。本庶教授は76歳なのだから、76以下で回らなければならない。このスコアは、アマチュアではトップクラスだ。

自分でも「小生意気だった」小学生時代

   司会の羽鳥慎一「いまベストコアが78です。ふつうアマチュアは100を切りましたよ、と嬉しそうにいいますから、すごいレベルです」

   京都市生まれで、山口県宇部市育ち。小学校時代には自分でも「小生意気だった」といっている。教室では先生の話を聞かず、家に帰ってすぐ遊ぶため、授業中に宿題をやっていた。夢は天文学者だった。

   中学2年のとき、中学3年の全国模試で県内10番以内だった。大学に行く時、外交官か、弁護士か、医師かで悩んだ。「日本は国際社会で、あまり大きなことは出来そうもない。弁護士も人を助けるといっても限りがある」として結局、野口英世に惹かれ医師を選んだ。

   青木理(ジャーナリスト)「頭良すぎて秀才で、カチンとしますね」

   菅野朋子(弁護士)「でも、医師か弁護士か、昔からよくあるパターンです」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「自分の能力を自覚して、社会のためにどう生かすか、そういう観点から自分の進路を選んでいるので、立派だと思います」

   菅野「いまは、どうやったら儲かるかに行っちゃう人が多い」

   羽鳥「秀才といっても、勉強だけじゃないんですね」

   科学ジャーナリストの馬場錬成さんは「ノーベル賞受賞者の子ども時代をみると、宿題はやったことがない、学校では悪ガキ、問題児だったという人も結構、多いんです。本庶先生はゴルフが上手ですが、一つの道に究める人は、別の分野でも相当凝って、究める一歩手前まで行くんですね」