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ムンク「叫び」本当は叫んでない!?耳ふさいでるだけ・・・東京・上野で「作品展」

   エドヴァルド・ムンクの「叫び」が日本に到着した。これまで2度盗難被害にあっているため、展示、運搬は常に厳戒態勢が取られている。

   スタジオに4種類あるムンクの「叫び」のレプリカが用意されていた。1883年に描かれたクレヨン画とクレヨン・パステル画、1895年のパステル画、そして、今回日本にやってきた1910年のテンペラ・油彩だ。

   これら4作品は微妙に異なっていて、たとえば最初の3作品は目が描かれているが、1910年版は目が描かれていない。背景もかなり違う。

もともとのタイトルは「自然の叫び」

   レポートした野上慎平アナによると、この絵が頭を抱えて叫んでいる様子というのは間違いで、実は叫んではいないという。「自然が発する叫びが聞こえて、耳をふさいでいる姿なんだそうです」

   司会の羽鳥慎一は「もともと、ムンクは『ザ・ネイチャー・オブ・スクリーム(自然の叫び)』という題にしたかったんですが、ただの『スクリーム』になった経緯があるそうです。その結果として、"この絵の人が叫んでるんじゃない?"という誤解につながったようです」と補足し解説した。

   「叫び」のほかにも、ムンクの作品を多数集めた「ムンク展」はあす10月27日(2018年)から東京・上野の東京都美術館で開催される。