J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

正則学園高校で先生たちストライキ!「毎朝の理事長への挨拶と参拝強要やめて!」

   東京都千代田区の私立正則学園高校の先生たち約20人は、きのう8日(2019年1月)朝、ストライキを決行した。理事長への「早朝あいさつ」を廃止してほしいという要求だ。

   正則学園は1896年(明治29年)開校の男子校で、建学の理念は「正義人道」。質実剛健な気風の中にも、正義を愛し、人の道を重んじる明朗誠実で情操豊かな紳士の育成を目指すという。生徒約550人、教職員約50人。

朝6時半の集まり――。欠席すると叱責されたり人事に影響

   午前6時半、教員たちは理事長・学園長室に入り、ソファにいる理事長に「お早うございます」とあいさつし、理事長は「きょうもお願いします」と答える。退室する時は神棚に向かって「二礼 二拍手 一礼」する。

   教員たちが加入する「私学教員ユニオン」の説明はこうだ。

   「ほぼ毎朝6時半ごろから教員が理事長室に集まり、順番にあいさつするのが慣例で、それをしなければ、上司に注意・叱責されたり、人事に影響したりすることもあります。あいさつの時間は勤務時間に含まれず、時間外手当も出されていません」

学校側は「35年以上前から続く慣例。強制ではない」

   学校側は「35年以上前から続く慣例で、強制ではない。注意・叱責の事実は把握していない。長時間労働については許容していない」と反論している。

   キャスターの山崎夕貴「このように、真っ向から対立しています」

   司会の小倉智昭「先生方は忙しいというから、理事長へのあいさつ、なんの意味があるんだろうね」

   キャスターの伊藤利尋「先生方の働き方改革の文脈の中で出て来た、という捉え方が正しいのではないかと感じます」