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これぞ「空の恐怖」の定番! 安全装置をつけ忘れて離陸したハンググライダー あなたは魔の2分間を直視できるか?

   大空で楽しむスカイスポーツには危険が付き物だが、昨年(2018年)、YouTube(ユーチューブ)にアップされた動画は、「空の恐怖」映像の定番となるほどの負のスバイラルとなった。その動画、「SWISS MISHAP」(スイスでの災難)は、これまでに視聴数900万以上を記録している。

   動画を公開したGursk3さんは、休暇で訪れたスイスの湖を望む美しい森林地帯で、初めてのハンググライダーに挑戦した。指導員がパイロットとなって飛行するグライダーに同乗する体験飛行だ。

「無事に生還できたことを喜んでいる」

   ところが指導員は大失態を犯す。離陸前、Gursk3さんの身体とグライダーを金具で接続すべきなのに、つなぎ忘れてしまったのだ。そのためグライダーが飛び立つと、Gursk3さんは空中に放り出されかねない事態に陥った。左手でグライダーの車軸を握り、吊り下がった状態に――。「すばらしい景色だけど――死ぬかも」と思ったという。

   指導員も操縦がままならず、フライトは約2分間に達した。左手の握力も限界になろうとしたとき、ようやく陸地が近づいた。

   しかし着地がハードランディングとなったため、Gursk3さんは着地の衝撃で右手首を粉砕骨折し、手術を余儀なくされた。さらに、グライダーにぶら下がり、左手に体重がかかった影響で、左上腕の腱を断裂してしまった。

   それでもGursk3さんは無事に生還できたことを喜んでいる。