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『三菱UFJ』来年度の新卒採用を半減!10年後には銀行なくなる?

   メガバンクのひとつ、三菱UFJ銀行が来年度(2020年度)の新卒採用者を45%削減する方針を明らかにした。今年度(2019年度)は959人が採用されたが、来年度は530人に減らす。2007年度の合併後のピーク時に比べると約4分の1だ。

   その理由を「ネットバンキングの普及で店舗の統廃合が進んだ」「産休・育休を終え復職する行員が増えた」と説明するが、それだけではなさそうだ。「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長の浜田敬子は、銀行が「新しいビジネスを生み出せていない」ことを指摘する。「フィンテックとかキャッシュレス社会に対応した新しいビジネスを作ろうと必死でやっているが、できていないのが現状です」

就職人気ランキングでも急落

   人材の需要と供給の関係もあるようだ。「就職の人気ランキングでも落ちているので、『銀行に行きたい』という学生を採るのがなかなか難しいんです。若手の銀行員も、転職などして離職してしまっています」(浜田)

   司会の羽鳥慎一「20数年前、私の同年代で優秀な人はみんな銀行でしたけど。斎藤さんは新卒ですが、周りに銀行に就職を希望する人はいました?」

   キャスターの斎藤ちはる「私の友人ではいないですね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「リテールと呼ばれる部分が、もう銀行である必要がないんですよ。なんとかペイとかいろいろあって、決済手段もたくさんありますからね。金利が安いから、わざわざ銀行にお金を預けることもしない。銀行は10年後にはなくなるという識者もいます」