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新5千円札「津田梅子」が登場するドラマ、「あさが来た」「梅ちゃん先生」と間違える人多すぎ!

   財務省は9日(2019年4月)、2024年頃から変わるお札の新しい「顔」を発表した。新5千円札には津田塾大学を創設した女子教育の先駆者、津田梅子が選ばれたが、ネット上では「NHK朝ドラ『あさが来た』で女子大を作った人でしょ?」「朝ドラ『梅ちゃん先生』の下村梅子のモデルになった人よね」といった歓迎の声が多くあがっている。

『ハイカラさん』『八重の桜』『花燃ゆ』で脇役に

   しかし、これは完全な間違いだ。『あさが来た』のモデルは明治の財界人、広岡浅子だが、彼女が創設に尽力したのは日本女子大学だ。『梅ちゃん先生』は、ヒロインの名前こそ「梅子」だが、完全にフィクションでモデルはいない。しかも時代は明治ではなく、昭和の戦後の混乱期だ。では、津田梅子が登場するテレビドラマはないのか?

   津田梅子は、明治4年(1871年)にわずか6歳で米国に留学、劇的な生涯を送ったが、あえて縁談を断り続けて独身を貫くなど、ドラマのヒロインにはなりにくいようだ。「脇役」として取り上げられることが多い。NHK朝ドラでは手塚里美が主演した『ハイカラさん』に出ている。明治のハイカラ娘が、当時としては珍しいリゾートホテルを造る物語で、主人公は架空人物だが、実在の人物が多く登場した。津田梅子は手塚里美の友人の1人として、清水泉が演じた。

   NHK大河ドラマでは、『八重の桜』で、ヒロイン八重(綾瀬はるか)の知人の1人として登場、河北麻友子が演じた。また、『花燃ゆ』では、伊藤博文から華族の娘たちに踊りを教える役を頼まれ、鹿鳴館の舞踏会に姿を見せた。知花くららが艶やかに演じた。今後、ブームが起これば、主役のドラマが誕生するかもしれない。(テレビウォッチ編集部)