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東京・恵比寿にミツバチ大群1万匹!ビルの間をブンブン・・・通行人「怖い」

   きのう18日(2019年4月)午前9時半ごろ、東京・恵比寿にミツバチの大群が現れ、ビルの間をブンブンと飛び回った。近くの店で働く女性は「こんな大群を見たことがなかったのでびっくりしました」と話し、子どもを連れた女性は「子どももいるのでちょっと怖いなと思います」と遠巻きに眺めていた。

   東京都の要請を受けた養蜂家が、新しい巣箱を使ってハチを回収した。養蜂家によると、ハチの総数は「2000匹から1万匹の間」で、ハチミツを集める能力の高いセイヨウミツバチだという。

新しい女王バチが生まれて分蜂

   恵比寿に大群が現れた原因を、東京・世田谷区で15年間養蜂を営んでいる宍戸健晃さんは、「新しい女王バチが生まれると、古い女王バチは家族を半分引き連れて出て行います。新しいすみかを探してさまよっている状態です」と説明する。これを分蜂と呼ぶ。

   街中で分蜂するとハチの大群が飛び回って危険なため、養蜂家は分蜂をさせないために「王台」と呼ばれる突起物を巣箱から頻繁に取り除く。王台に産み付けられた卵が孵化して育てられると、新しい女王蜂になる。王台を取り除くことで、新しい女王バチを産ませないという対策だ。

   恵比寿でハチの回収をした養蜂家も、今回のハチの分蜂について「王台があるのを見過ごして、そのまま放置して新しい女王バチが生まれてしまったのだと思います」と話している。

養蜂業の半分は実は素人の趣味

   東京、埼玉、長野、静岡の4都県で届け出を出している101軒の養蜂業者にアンケートしたところ、専業はわずか15%で、50%は趣味でやっている人だった。多くの人が自分で蜂蜜を食べたり、人にあげたりするために飼っていた。

   司会の加藤浩次「50%が趣味の人なんですね。驚きました」

   大畑大介(ラグビー元日本代表)「今はハチをインターネットでも購入できるんですよね。その場合、王台を取るというようなことは、指導されているんでしょうか」

   加藤「趣味でやる人は、気を付けてもらいたいですね」