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「名探偵コナン」ファンのSNSに犯人をバラす投稿が横行 防ぐ方法は意外に単純だ

   現在公開中の劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」。12日(2019年4月)の公開初日からの10日間で観客動員275万人、35億円の興行収入を記録する大ヒットになっている。しかしその裏でとんでもない迷惑行為が横行している。

   その手口は犯人の名前を強制的にバラすというもの。ツイッターに「今からコナン観に行ってくる」と投稿すると、見知らぬアカウントから「犯人は○○です」と返信が来てしまう。また、特に問題がなさそうな「行ってらっしゃい」という返信でも、よく見るとアカウント名が「名探偵コナンの犯人が○○」とネタバレになっているものも。

奴はコナンとつぶやいただけで飛んでくる

   強制的なネタバレ行為に、街頭のコナンファンは「せっかくの楽しみがそがれてしまう」と怒りをぶつける。「スッキリ!」の調べでは、ネタバレ被害者は100人以上、悪質アカウントも30以上が確認できた。

   コナンファン歴5年の女性は、去年(2018年)、ツイッターに「コナン余裕で間に合いそうだ。楽しみ」と投稿したところ、犯人の名前を書いたアカウントから「いいね」がついてしまった。アイコンも犯人画像になっており、知りたくはない犯人を知ってしまった。それから1年、今年はネタバレなしで観ることができた。

   女性は、ツイッターで「観に行く前はつぶやかないで、事後報告が鉄則。奴はコナンと一言ツイートしただけですぐ飛んでくる」とアドバイスした。しかしわずか5分後、そのツイートにも犯人の名前で「いいね」が付いてしまった。

   ITジャーナリストの三上洋さんは「コナンで検索して、爆撃のようにイタズラをする。相手に嫌な思いをさせるために、わざわざアカウントを作ってやっていると思う」と語る。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「信じられない。製作者にも失礼。でも防戦しようがないですよね」

   前田裕二(実業家)「こういうことはかなりある。ひどいと思うけど、ネットでは見たくない情報を見ないための工夫を覚えなければいけない。ツイッターだと『犯人』という言葉を含んだツイートを表示しない機能もある」

   司会の加藤浩次「何をつぶやいてもいいけど、ツイッターで『コナン観に行く』という必要ある?」

みっちゃん