杉並中央署「なんでも相談室」に女子高生・向井葵(糸瀬七葉)が捨てられた子犬を連れてやってきた。小早川冬彦(小泉孝太郎)や桜庭勇作(木下隆行)は、子犬を歓迎する。「また来ます」と大喜びで帰って行った葵だったが、その直後、痛ましい遺体となって発見された。
胸と腹を刺されており、刑務所を脱走した連続殺人犯の神沼洋(中野裕太)の4人目の犠牲者と思われた。
「神沼は警察の包囲網の中を、どうして自由に動けるのか」
寺田寅三(松下由樹)は警察内部に協力者がいると考えるようになった。管理官で神沼追跡の責任者の小田島龍美(斉藤由貴)が、電話で何者かと捜査についてコソコソ話していたことを思い出し、「あなたが情報を流しているんじゃないですか」と詰め寄る。
一方、小早川は事件の共通点に気づく。どうやら、神沼はある目的に沿って〝処刑〟しているらしい。そんなとき、5人目の犠牲者が出てしまった。若い女性だ。不手際続きの警察への批判が強まり、警視総監の加倉井宗一から「指揮官を交代させてください」という命令が出た。
神沼の魔の手は小早川にも忍びよる。いよいよクライマックスだ。(2019年8月30日よる8時放送)
寒山