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神戸・東須磨小の校長「私の認識の甘さでした」女ボス教師の暴行・嫌がらせ見て見ぬ振り

   神戸市須磨区の市立東須磨小学校の教員が同僚に暴行・嫌がらせを繰り返していた事件で、仁王美貴校長はきのう9日(2019年10月)に会見した。いじめを把握したのは7月初旬で、9月初旬に被害教師が出勤できなくなるまで、学校側がどう対応したのかについて、「被害教員から申し出があり、(加害教師を)指導しました。その後、被害教員に毎日聞いていました。『大丈夫です』という言葉をうのみにしてしまっていました」と話した。

   市教育委員会にいじめの具体的な報告をしなかった理由については、「うまく自分の中で整理できていません。懲戒処分にあたる認識があまく、私の管理職責任を問われてもしかたない」と語った。

   きのうの会見では、加害者の40代の女性教員が、児童に「(被害教員に)反抗しまくって学級をつぶしたれ」と指示していたことや、別の児童に向かって、被害教員のことを「誰やねん、そんなやつ知らんで」とぞんざいな発言をしていたことも明らかになった。

子供にも罵詈雑言浴びせ、わざと椅子引いて転ばし

   保護者から「子どもも被害にあっているのではないか」と相談があったこともわかった。加害者の女性教員が「あなたのことが嫌い」と児童に言ったり、児童が座ろうとした椅子をわざと後ろに引いて児童が頭を打つという出来事が2年前にあったという。

   司会の小倉智昭「会見の校長先生の受け答えを見ていると、心もとなくなってきますね」

   三浦瑠璃(国際政治学者)「校長先生は、事態の全体像を把握する能力に欠けていると思います。古参の先生を従える困難もあると思いますが、学校全体の信頼にかかわる問題です」