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「桜を見る会」にマルチ商法ジャパンライフ会長まで 安倍首相名の招待状が被害者勧誘に使われていた

   怪しげな疑惑が発覚し続ける安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に、今度は詐欺まがいの商法で警察の捜査を受けた会社の会長が招待されていたことがわかった。磁気ネックレスを購入して別の客に貸せば高配当が得られるとうたい、今年(2019年)4月に特定商取引法違反容疑で警視庁など6都県警から家宅捜索を受けたジャパンライフ社(東京都千代田区)で、その勧誘行為に安倍首相名の招待状が使われていた。

内閣府は個人情報を理由に説明を拒否

   司会の国山ハセン「いったい誰が招待したのか」

   問題の招待状は2015年、「桜を見る会」に同社の山口隆祥会長当てに出された。ジャパンライフはこの招待状と宛名入りの表書き、さらに受付表をセットにして、勧誘の際に信用を示す資料にしていた。

   誰の招待だったかを野党に問われても内閣府は個人情報を理由に回答を拒否し続ける。受付表にナンバーリングされた数字からは、安倍首相による招待者の分類に入っていたとみられる。

   キャスターの立川志らく「良くない会社の会長を招待していたから、何を聞かれても(内閣府は)ノラリクラリとかわすのだろう。いい加減にしろ」

   岩清水梓(元なでしこジャパン)「個人情報といっているけど、隠ぺいですよ。隠したい気持ちが出ています。名簿を公開したら、大変なデータがあるんでしょう」

   玉置妙憂(僧侶)「もう(総理の)身内を呼んでいたことは分かっているんですから、もっとすごいものがあるのでしょうね」

   堤達生(ベンチャーキャピタリスト)「もし反社会的勢力だったら大変なことだ」

   志らく「国がもしやっていたら、とんでもない」

   疑惑はさらに悪質な領域に入った。