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<おっさんずラブ-in the sky->(テレビ朝日系)
おっさんたちのイチャイチャ期待外れ!もっとピュアで切なかったのに・・・

   また田中圭と吉田鋼太郎のイチャイチャが見られると楽しみにしていたのに・・・。コレじゃない感が強すぎてなんだかなあ。昨年4月(2018年)に放送された前作「おっさんずラブ」は、「ブラックペアン」(TBS系)や「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)、「モンテ・クリスト伯」(フジテレビ系)などの話題作の中に埋もれ、事前にテレビ誌などでとりあげられることはほとんどなかったが、スタートすると、視聴率こそたいしたことないが、話題騒然、SNSも大いに盛り上がり、「東京ドラマアウォード2018」連続ドラマ部門グランプリ、「第45回 放送文化基金賞」テレビドラマ番組部門優秀賞など数々の賞を受賞した。主演の田中に吉田、林遣都をカズ受賞するなど、昨年を代表するような人気ドラマとなった。

   ドラマ終了後も人気は衰えず、関連グッズは爆売れ、「おっさんずラブ展」なるイベントも大盛況。さらに、今夏劇場公開された映画「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD」も興行収入26億円超と大ヒットした。そして、満を持してのシーズン2だったのだが。

モテモテ田中圭めぐって航空会社の機長や整備士が争奪戦

   今回の舞台は天空不動産ではなく、天空ピーチエアライン。不動産業界から航空業界になり、田中演じる春田創一と、吉田演じる黒澤武蔵は、役名こそ同じだが、まったく別人で、別れ話になっていて、2人以外の出演者は一新されている。 春田はリストラにあい、CAに転職するところから話はスタートした。黒澤は機長。そして、千葉雄大の副操縦士・成瀬、戸次重幸の整備士・四宮がからんでくる。

   最初からモテモテの春田。武蔵は一目惚れに近いし、社員寮で一緒の四宮も密かに春田へ想いを寄せ、ハプニングとはいえ、成瀬とのキスシーンも。それぞれのキャラクターや関係性がよくわからないまま、視聴者はこういうのがお好きでしょとばかり、おっさんたちの恋愛を前面に押し出していて、ついていけない。前作はもっとピュアでもっとせつなかったんだけどなあ。

   コメディに振り切っているのも、なんだか寒い。ピーチ・アビエーション全面協力で、放送開始に合わせて「OSSAN´S LOVEJET」なる特別機まで運行し、関連グッズも豊富だ。なんだか、力の入れるとこ、間違えちゃったかな。 う~ん。(土曜よる11時15分~)

             

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