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シカが線路ペロペロで衝突事故多発!なんでそんなとこ舐めるの?お山のドングリが不作・・・

   夜、線路を横切ろうとしたシカが、にわかに立ち止まって左右を確認した後、線路をペロペロとなめ始めた。続いてやってきた別のシカも、線路をペロペロ――こんな映像が三重・津市の近畿日本鉄道のカメラに写っていた。

   野生動物の行動に詳しい岐阜大学野生動物管理学研究センターの池田敬・特任助教は、「(電車が)走った後は線路が削れるので、そこの鉄をなめていると考えられます」と解説する。シカは鉄分やマグネシウムを補給したのだ。

動物専用の鉄分サプリで対策

   夜、線路を横切ろうとしたシカが、にわかに立ち止まって左右を確認した後、線路をペロペロとなめ始めた。続いてやってきた別のシカも、線路をペロペロ――こんな映像が三重・津市の近畿日本鉄道のカメラに写っていた。

   通常はドングリなどで摂取するが、今年(2019年)は不作だという。このため、列車がシカなどの動物に衝突する事故が増えており、JR西日本によると、9月から11月の2か月で約570件も発生している。

   JRや自治体は「ユクル」と呼ばれるシカ専用の鉄分サプリを周辺に置くことにした。しょっぱい味で、線路に入る前になめてもらおうという狙いだ。実際、「ユクル」を置いて、衝突事故がゼロになった箇所もあるという。

   司会の加藤浩次「自分に鉄分が足りないってことがわかって、鉄の臭いを求めて線路をなめるなんて、シカはすごい」